◤日常◢ 頭で食べていない?[#111]

最寄り駅の周辺には、同じチェーン店のコンビニが3軒ある。居酒屋がある。ラーメン店がある。天丼屋がある。
お腹を満たすには十分すぎるラインナップ。
その中でも、最寄りからの家路にある某コンビニエンスストアが、わたしにとって俗に言う「鬼門」。特に用がなくても足が向く。
あの、白と緑と赤とオレンジのロゴには、人を吸い寄せる何かしらのパワーが宿っているのか。

一時期、ほぼ毎日晩ごはんがコンビニ弁当になっていた。
朝早くから夜遅くまで働いて、帰宅後にご飯を作る気力も体力もなかった。
お弁当は、種類があるといっても徐々にローテーションになっていく。
美味しくても飽きてしまうし、栄養の偏りからか肌も荒れた。
今は自炊をする日もあれば、「今日は無理!」と思ったらコンビニを利用する。適度な距離を持てるようになってきた。

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ふと、わたしがコンビニに入る時、わたしは本当にお腹が空いているのか?と思うことがあった。しっかりと身体の声を聞いて、必要だから満たしている?
「電車を降りたらコンビニに寄る」
この一連の流れが、もはや“ルーティン”になっていなかっただろうか?そして、よった後の行動もそのルーティンに組み込まれていなかっただろうか?
これって、思考から習慣付いた結果だよな。

身体ではなく頭の声で食べている。それを意識した時から、コンビニに行く日が格段と減った。
コンビニの看板が見えると頭の声がガンガン鳴り響くけれど、お店の前で立ち止まって、身体の声に耳を傾ける。すると、大抵寄らないという結果に落ち着く。例のパワーに打ち勝てる。
身体の健康を手に入れ、お財布に優しくもなった。


でも、コンビニスイーツは美味しいから、糖分を欲する時は身体の声はそっちのけで行っちゃう(笑)

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