雑草ウオーズ⑥~その名はスギナ~
さて、前回おさらばしたはずの雑草達。
今後は1カ月に一度くらいの抜いてやればいいのだろう、くらいに考えていました。
あれから2週間ほどたちましたでしょうか。
そりゃあ、雨の日も、風の日も、カンカン照りの日もありましたよ。
あとから考えれば豊富な水分とたっぷりの太陽光線。
雑草達の生育条件は、整いすぎていたわけです。
イヤな予感はしていました。
ですが、手作業で根っこから引き抜いたし、防草シートの上に砂利も敷いてある。
それでも生えてくる草はあるだろう。
しかし、それは少数にとどまるだろう。いわば雑草エリート。
雑草とエリートは、反対語にポジショニングされそうな言葉だが、それすら許容されてしまうくらいの選ばれし者たち。
そのエリートたちが出てきたら仕方ない。
敬意を払って対応しようではないか。
ところが、、、
エリートではなかったのである。
条件さえ整えば、水と太陽光線さえあれば彼ら彼女たちにとって防草シートのスキマを見つけ、場合によっては防草シートそのものを突き破ることなど造作もないことだったのである。
扉を開けるとそこにそれ達はいた。
ボン!
バーン!
フサフサやないか!!
この前より勢いが増した感すらある。
庭にいってみると、、、
ドドドーーん
ヒッ!
後ずさりしてしまうほどの育ちっぷりである。
クッ!
先日勝利したなどと思っていたのは、こちらの思い過ごしだったのだ。
私が刈り取ったと思っていたのは、上ばみだけで本丸は別にいたのだ。
「敵を知り、己を知れば百選危うからず」(孫氏)
その言葉を思い出した。そういえば私はその雑草の名前すら知らない。
何種類かは生えているが、その中の中心集団。
これだ。
検索するとすぐにでてきた。
その名は「スギナ」
全国各地で発生し、住民を苦しめているであろう雑草。
恐竜の図鑑にもそれらしきイラストがあることから、以前より生息していたと思われる。
こんなモンスターグラス完全に根絶できるのか、急に怖くなった。
続く、、、
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