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持続化給付金と瘠我慢(やせがまん)

 石原伸晃事務所が雇用調整給付金を受け取っていたことが問題となっている。
 この件に関連して、福沢諭吉協会という福沢諭吉に関心をもっている者の研究・親睦団体が、昨年、持続化給付金と家賃給付金補助をあえて貰わなかったことを紹介したい。
 この団体もコロナ禍の中での自粛により収入が激減しており、持続化給付金と家賃給付金補助を貰える資格は十分にあった。しかし、この会では、苦しくとも何とか運営して行けるのであれば、敢えて政府からの補助は申請しないこととした。それは、自発的結社としての独立の精神からであった。
いうなれば、瘠我慢(やせがまん)の精神ではあるが、もう一度、現代の社会が考えてみるべきことではないだろうか。
 福沢諭吉協会の会誌『福沢手帖』190号(2021年9月刊)の巻末に、持続化給付金と家賃給付金補助辞退の経緯が記されているので、以下に引用しておく。



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