浪費生活からの脱却 断捨離のすすめ



こんにちは、ファイナンシャルプランナーのまめ太です。

お金に困らずに生活したいという願望は誰しも願うことではないでしょうか?今回の記事では、お金に困らない生活を始める第一歩をご紹介します。

お金を貯めようと思ったときに、一番最初に取り組むのは「節約」でも「副業」でもなく「断捨離」をすることをオススメします。

年収が増えてもお金は貯まらず、モノが溜まる

お金に困らず生きていくためには、年収を上げることがベストだと数か月前までは思っていました。現在の私の年齢は38歳。10年前に比べると年収が300万ほどアップしていますが、年間貯蓄額は10年前よりもむしろ少ない。増えた300万の年収分はどこに消えたのでしょうか??

「パーキンソンの法則」をご存じでしょうか? 収入が上がれば上がるほど、支出は収入の額に達するまで増加するというものです。

我が家もパーキンソンの法則に乗っ取り、年収アップに伴い支出額が右肩上りに増加。具体的には、広い家に住む(家賃の増加)、ブランド品のバッグや衣類、家具や家電、趣味のランニング用品、年に数回しか乗らないクロスバイク。などなど、多くの支出は「モノ」を購入することに使われていました。

ある日、我が家を見渡すと部屋の中は「モノ」で溢れ、夫婦2人暮らしの2LDKは「モノ」に占領された「汚部屋」となっていました。

次に引っ越すときは、「モノが増えてきたから3LDKにしよう!」と夫婦で話をしていました。今考えると部屋を広くすることで家賃がさらに上がり、恐らくモノも大量に増える負のスパイラルに突入しますが、当時はモノを減らす発想がなく本気で広い家に住むことを考えていました。

なぜモノを購入したくなるのか

「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」佐々木典士著書 によると「モノ」を新しく欲しがるメカニズムとして、「神経ネットワークの刺激の差を人は求めるから」と説明しています。新しいモノを手に入れても、そのうち慣れて飽きてしまう。買い替えることで、また刺激を求める。刺激の差を作り出そうと懸命に次のモノを手に入れても、感じられる喜びは今とあまり変わらない。喜びには限界があり、いくら高いモノを手に入れても価格に対して喜びが比例するわけではないということです。

自分には価値があると思わずには人は生きられない生き物です。自分の価値を手っ取り早く伝える方法は、持っているモノをアピールすることです。高価な時計、服、靴、車を持つことで、優れている?自分をアピールする。

「承認欲求」を満たすために、モノを買うとお金はいくらあっても足りないですよね。高価な時計を購入しても、もっと高価な時計を身に着けている人はいるので、持っているモノで人と比べても「劣等感」と「優越感」しか生まれません。

私自身も、永遠にインフレを起こしていく「持っている天下一武闘会」に参加するのをやめることにしました。誰かと比べて「欲しい」と思った見栄のための購入をやめて、「自分にとって必要だと思ったものだけを購入する」と決めると物欲は低下、お金が貯まるサイクルに突入していきます。

暮らしを引き算する

今までは、「次は何を買おう」という暮らしの足し算生活でした。生活を豊かにするためには快適になるモノを買えば良いと思っていました。

「暮らしを引き算する」と決意して、2か月ほどかけて我が家の断捨離を決行。リビングの引き出し、クローゼット、衣類、使用していない家電など、断捨離を始めるとモノで溢れかえっていた我が家は大量のゴミだらけ。

1年に1~2回程度しか使用していない、「クロスバイク」。汚れないように部屋で保管していましたが、1~2畳程度の場所を取っています。家での運動用として「エアロバイク」もありましたが、こちらも1~2畳程度の場所を取っていました。2つ合わせて3畳はスペースを取っており、家賃の3畳分と考えると「保有コスト」は非常に高いと考え売却することに。同居人の「モノ」さんの家賃まで負担しないという発想が大事です。

小型家電や読んでいない本、奥さんの使用していない化粧品関連など、ネットで販売できそうなものは「メルカリ」に出品。大型の家具や家電などはリサイクルショップへ持ち込み。販売することが難しいものは、思い切って捨てることにしました。断捨離期間で売れた金額は合わせて20万円以上となり部屋をシンプルに作り変える資金として活用できました。メルカリの活用法に関しては今後の記事でご紹介していきます。

主に捨てたもの

衣料品(半分近く)⇒1年着ていないものは捨てる

靴(半分近く)⇒1年使用していないシューズは処分

寝具・クッション類⇒クローゼットの中のとりあえず保管を整理

エアロバイク・クロスバイク⇒場所を取る割に、使用頻度が低い。

アウトドア用品⇒数年前に1度行ったキャンプ用品一式。使用頻度から考えて、行きたくなったらレンタルのほうが保管と片付けの手間がなくて良い。

使用していない家電(カメラ・ブルーレイレコーダー・ポット・ホットプレート・ゲーム機・ゲームソフト・時計)

本⇒どうしても残しておきたい本以外は、売却or処分⇒本棚の肥やしになっているだけでそんなに読み返さないので捨てても問題なし。読み返したかったらまた買えば良いという発想で。

モノを捨てて変わったこと

自分に必要なモノは全て持っているという自覚になるので、メディアの流行りモノ広告に惑わされなくなります。

きれいな部屋になると、掃除が楽になり毎日の掃除も楽しくなります。スッキリとした部屋で本を読んだりしていると、自由や開放感を感じられます。

人と比べることがなくなり、モノによって生み出されてた「優越感」「劣等感」を持たなくなります。 一瞬で不幸になれる方法は「自分を誰かと比べること」と言われているので、自分は自分のままで良いと思えるようになります。

物欲が消える⇒新しくモノを買うとき、見栄のためではなく自分のために必要かどうかを考えると、物欲自体がなくなっていきます。今まで、いかに見栄で購入をしていたのかがわかります。

リセールバリューを考える⇒モノを購入するときに、安いから購入するという考えが無くなり、手放すときはどれだけの価値で手放せるかを考えるようになります。これは、断捨離の過程でメルカリやリサイクルショップを利用したことにより得られた考え方です。いくら安くても、再度自分が手放すときに誰にも買い手がつかないような商品は価値がないので、結果的には安くはないと考えるようになりました。

モノを買うときに真剣に吟味するので、無駄使いがなくなりました。「1つモノを購入したら2つモノを捨てる」と決めるとモノが増えなくなり、購入する時もより吟味するようになります。

貯蓄スピードが増加⇒当然のことながら、物欲が減ったため断捨離を進めたことで貯蓄スピードが一気に増加しました。以前はお金を稼いでは使うというサイクルでしたが、地に足のついた生活が出来ているなと実感しています。生活コストが下がることにつながるため、お金に対する不安も少なくなりました。

最後に

ファイナンシャルプランナーの資格を持ちながら、ここ数年は浪費が止まらなかった私ですが、断捨離を進めたことが一つの転機となりました。部屋を片付けることで、将来に対しても視野を広げることが出来ています。お金を貯めようと決意したら、まずは断捨離をすることをオススメします。

今後も、私自身の経験と学習したことを元にお金に困らない生活を実現するための発信を続けていきます。読んでいただきありがとうございました。




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