88話 女友達に背中を押され

月が替わり、先輩に連絡したものの、彼は体調不良。
回復したら連絡をくれるとメッセージをもらったものの、それ以来2週間以上連絡はなく、私からも連絡していない。

そんな状態の時に、先輩にFacebookでメッセージをするきっかけとなった友人とご飯に行きました。
そして、先輩との状況を話したところ、友達は、

「なんで連絡しないの～！
そんなに連絡しないと、気がないと思われるよ！」

「だって、回復したら連絡してって伝えて、
『はい』って返事もらったし、
体調悪い時にあんまり連絡するのも悪いかなぁって思って・・・」

「体調が悪いんだったら、むしろ連絡すべきでしょ！
何も連絡ないなんて、どうでもいいのかな、って思うよ。
友達同士だって、心配な時は連絡するでしょ！
気になる相手だったら、なおさら連絡しないと！」

「でもさ・・・
あんまり連絡しても、しつこいかなって思って・・・」

「心配して何通かメッセージ送るくらい普通だよ！
相手がマメじゃないんだから、こっちがマメにならなきゃ！」

「う～ん、でも・・・・
迷惑かなって・・・
そもそも、私もマメじゃないし・・・」

「心配してくれたら、人って普通うれしいでしょ！
自分の方が好きとか
思われたくないとか思ってるんじゃないの？」

あ～、それちょっとある。
「コイツおれのこと好きなんだ」
と思われるのがちょっとはずかしい。
というかなんというか・・・

「それ、ちょっとあるかも。
それに、いつも私の方が積極的になると、
相手が去っていくから、
自分から追いかけないほうが
いいのかなとかも思っちゃうんだよね」

「いや、好きだったら
自分からいかなきゃダメでしょ！
相手が積極的にくるような男だったら、
今頃、独身じゃないからね！」

確かにね～。
20年数年前といっても、何度か家に泊まりに来て、何もしないような人ですからねぇ。

しかも、あの頃、気持ちは、
先輩＞私
だったけど、今は逆だろうな。

でもさ、私もそこまで先輩のこと「好き」かな？

だけど、気になっているのは確かで、
もっと近づけたらいいなと思っているし、
こっちを向いてほしいと思っている。

というわけで、友達に背中を押され、
久々にLINEメッセージを送ってみました。

「体調良くなりましたか？」

「徐々に回復してきてます」

返事来た。
メッセージ送れば、返事くれるのね。

連絡してよかったかも。
切れかけてた糸がまたつながった感じがする。

友達に言われなければ、
このままフェードアウトしていたかもな。

こういう時の女友達って、ありがたい。