見出し画像

「時間が大切」の真意

「時間が大切」の本当の意味は何か?わたしの定義はこうだ。

一人ひとりは大切にされるべき存在で、だからこそ、お互いの時間を大切にしたいという思い。

IT業界やソフトウェア工学では、作業効率というお金の考え方で時間を論じることがある。
これも間違いではない。
短い時間でたくさん仕事ができれば、かかるお金は少なくて済むし、時間を他のことに使うこともできるからだ。

ただ残念なことに、時間の量り売りをしている場合、早く仕事が終わってしまうと儲からない。そして、もっとたくさん仕事してくれって言われてしまう。こうなってくると、面白くない。
じゃー、休憩しながらゆっくり仕事しようかなぁ…となり、時間あたりの作業効率が悪くなる。

資本主義経済なので、何かに価値を見出して値段をつける経済活動をしている。だからお金に換算するのが悪いと言いたいのではない。
何に価値を見出すのか?を考えてみてほしいのだ。

時給という考え方をすれば値付けは簡単かもしれない。
でもこれにはジレンマがある。
だから、ぜひ違う視点にも立てるようになってほしい。

一人ひとりは大切にされるべき存在で、だからこそ、お互いの時間には価値があり、だからこそ大切にされるべきものだ。
こうした考えで有意義な時間のもとに生み出された価値ある成果に値段がついて、「時間が大切」の理由が、もっとクリエイティブで温かいものになることに貢献したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?