間嶋沙知🐖majima DESIGN

高知のフリーランスデザイナー。印刷物とウェブのデザインをしています。 書籍『見えにくい…

間嶋沙知🐖majima DESIGN

高知のフリーランスデザイナー。印刷物とウェブのデザインをしています。 書籍『見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン』発売中📖 https://komatta-design.studio.site/

マガジン

  • デジタル資源カードの標準化

    • 9本

    図書館等での普及を図る「デジタル資源カード」について案内していきます。

  • 困った!を解決するこぼれ話

    『見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン』のこぼれ話や関連情報をお届けします。

最近の記事

Canvaアプリでデジタル資源カードにQRコードを入れよう

デジタル資源カードでは、実空間からデジタル資源へアクセスする手段としてQRコードを利用しています。オンラインデザインツールCanvaのアプリを使えば、デザイン画面上で簡単にQRコードの生成や更新ができます。 アプリ「QR code」を使ってみようアプリの追加 Canvaエディターのサイドバーにある「アプリ」ボタンを押す 「QR code」でアプリを検索する 「開く」ボタンを押してアプリを追加する QRコードの生成 QR code アプリを開く QRコードを作成し

    • 見えなくて困った!〈図解と代替テキスト〉

      急に秋めいてきて、お鍋の恋しい季節になりました。 X(Twitter)で、こんなポストを見つけました。「いいね!」が2万以上ついている人気のポストです。もし何らかの理由でこの画像が見えなくても、「おでんタイムテーブル」がどんなものか知りたいですよね。 代替テキストをつけようこのような図解や写真、イラストなどの画像が見えない場合に、そこに含まれる情報を伝える手段のひとつが代替テキストです。テキスト情報は、音声で読み上げたり、点字に変換したり、他言語に翻訳したりと情報を受け取る

      • 色だけで困った!〈テキストリンク・強調〉

        色は情報を直感的に素早く伝える力をもっています。しかし、色だけで情報を伝えると、色の見え方が異なる状況で伝わらなくなってしまいます。 ここが困った!:テキストリンクや強調を色だけで表現している文中のテキストリンクや強調やを色だけで表していると、色の見え方が異なる状況では伝わらないことがあります。P型色覚の人には赤が暗く見えるため、黒字の文章の一部を赤で強調していることがわかりにくいです。 彩度の低い色(この場合、濃い緑色)は、P型・D型色覚の人だけでなく、文字サイズが小さ

        • 大学図書館研究会第55回全国大会での発表資料

          2024年9月21日(土)に開催された大学図書館研究会第55回全国大会で、デジタル資源カードの取り組みについての研究発表・事例報告を行いました。 「図書館の実空間とデジタル資源の接点をデザインする」というタイトルで約15分の発表を行いました。当日使用した資料を公開します。 「大学図書館でデジタル資源の活用を進めていく際に参考になりそう」 「利用者の定量的な反応データが取れたらまた発表してほしい」 など、あたたかいコメントをいただきました。 もうひとつの研究発表・事例報告

        Canvaアプリでデジタル資源カードにQRコードを入れよう

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          9本
        • 困った!を解決するこぼれ話
          2本

        記事

          Canvaに「ふりがな機能」が登場! デジタル資源カードにふりがなをつけてみよう

          2024年9月7日(土)に開催された Code4Lib JAPAN カンファレンス2024 のプレカンファレンスで、Canvaを使ってデジタル資源カードを作るワークショップを行いました。 当日、参加者の方から「Canvaでふりがな(ルビ)はつけられますか?」とご質問がありました。学校図書館などでデジタル資源カードを導入するときには欲しい機能ですよね。 ワークショップの時点では、一部ユーザーのみに先行開放されていた Canvaの「ふりがな機能」ですが、2024年9月13日か

          Canvaに「ふりがな機能」が登場! デジタル資源カードにふりがなをつけてみよう

          イベント公式レポートについて考えていたこと

          高知にはウェブクリエイターズ高知(通称WCK)というウェブ系の勉強会があります。2015年の CSS Nite in TOSA から2019年1月までの約3年間、WCKの実行委員として活動していました。 そこで取り組んでいたことのひとつに、イベントレポートの執筆があります。3年間で23本のレポート記事を書きました。この記事では、私が何を考えてイベントの公式レポートを書いていたのかについて記してみます。 何を書いていたかレポートに書いていたのは主に以下の3つです。 1.

          イベント公式レポートについて考えていたこと

          目の見えない人との歩き方とバリアフリー図書

          これは「Webじゃないアクセシビリティ Advent Calendar 2018」19日目の記事です。いずいずさんから紹介いただきました、まじまじ(@mjmjsachi)です。高知市でウェブやDTPのデザインをしています。 先日、高知の図書館等文化施設オーテピアで開催された「ルミエールフェスタ」に行ってきたので、そこでの体験や感じたことについて書きます。 ルミエールフェスタとはルミエールフェスタは、視覚障害のある方の日常生活をサポートする道具の展示販売や、盲導犬教室、バリ

          目の見えない人との歩き方とバリアフリー図書

          体験を共有することーー「明るい地上には あなたの姿が見える」

          水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の内藤礼さんの個展「明るい地上には あなたの姿が見える」へ行ってきました。 会場が混むであろう三連休のど真ん中にはるばる出かけて行ったのは、視覚に障害がある人との観賞ツアー「セッション!」に参加するためでした。ツアーを通して、見えること、伝えること、美術作品を観賞することについて多くの気づきを得られたので、書き留めておこうと思います。 参加の理由空間を満たす光と、ともすると見落としてしまいそうな繊細な要素の構成で創られるインスタレーション

          体験を共有することーー「明るい地上には あなたの姿が見える」