見出し画像

春の訪れ、苺に思いを馳せて

こんにちは、アラカンのおかんです^^ コロナで経営していたゲストハウスのお客様がほぼゼロに😵日々悪戦苦闘しながらもほっこりしたものを書いていきたいと思っています😄

今日は苺にまつわる話です。タイトルからして、おしゃれな記事が出てきそうですね。さてどんな話でしょうか。

重大任務

おかんが小学生の頃は、今のように苺は整ってなくて、粒も小さいものが売られていました。季節も5月頃が苺のシーズンだったように思います。それでも子ども心に母が苺を買ってくると「今日は苺が食べられる」と喜んだものです。家族は5人家族になっていました。取り分け係はおかんです。1パックの苺を家族で均等に分けるのは重大任務です。なぜなら、1粒でも誰かの数が多いと公平を欠くことになるからです。なので1粒1粒、器に入れていきます。数がちょうどの時はいいのですが、半端になると「さてどうしようか」と悩みます。そんな時は少し大きい苺を2粒で数えてなるべくみんな同じようにします。食べるときはお砂糖をかけて、そこに牛乳を注ぎます。フォークでつぶすと苺ミルクの出来上がりです。器に盛られた4粒くらい苺を、大事に食べたのでした。

大分年月が経ちました。おかんの家族は静岡までいちご狩りに行こうという話になりました。「いちご狩り」なるものが世に出てきた頃です。

初めてのいちご狩り

車を走らせて静岡に向かったおかん家族。みんな初めての「いちご狩り」。どんなものかわからなったので、期待でいっぱいでした。それにそのいちご狩りは食べ放題だったのです。いちごをお腹いっぱい食べたことのなかったおかんは「よし、今日はたくさん食べてやるぞ」とかたく誓っていました。到着したビニールハウスの前。発泡スチロールの小さな器を渡されました。中には練乳が。「これに入れて食べてください」と説明を受け、ハウスの中に入っていきました。ハウスの中にはたくさんの苺の苗が台になったところに植わっています。けっこう大粒の苺を早速取っていただきます。「うん、うまい」と次の苺を探してウロウロ。「これだな」とパクリ。そうやって次々に口の中に入れていきました。ところが4粒、5粒と食べていくうちに何だかお腹がいっぱいに。まだまだ食べたいとは思うのですが、手が進みません。そこへ農家の担当の人が現れました。「はい、終わりです。容器はそこのゴミ箱に捨てて」と。この食べ放題は時間制限付きだったのです。こうして夢の「いちご狩り」はあっけなく幕を閉じました。

何だかお腹がいっぱいになったような、そうでもないような。水っぽくお腹が膨れた感じです。そこで家族で何かご飯を食べて帰ろうということになりました。車を走らせていると、インターチェンジでレストランエリアのマークが。ここで降りようとなりました。

うまい!

そこは漁港の水産センターでした。たくさんの店が並んでいて、海産物の店や食べ物やさんがありました。その中に回転寿司の店が。「ここに入ろう」と中に入っていきました。店は繁盛していて、たくさんのお客さんが座っています。席に着くと早速レーンで運ばれてくる寿司を取っていきます。「おいしいねぇ」どのネタも新鮮でプリプリです。「この店は当たりだ」と感動しながら寿司をお腹一杯いただきました。帰りの車でも「あのお寿司屋さん、おいしかったね」と話しながら帰路についたのでした。

旅の思い出を家族で語ることがあります。おかんの家族も「いちご狩り」の思い出を語っていました。「あのお寿司、本当においしかったね。また行きたいね」とお寿司屋さんのことはたびたび話になりましたが、とうとう苺のことを語る者は誰もいなかったのでした。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもしていただけると励みになります。それではまたね。ばいばーい😃


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?