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大好きだった秘密基地

こんにちは、アラカンのおかんです^^ コロナで経営していたゲストハウスのお客様がほぼゼロに😵日々悪戦苦闘しながらも皆さんに作品を届けたいと思っています😄

おかんは札幌で4歳まで過ごした後、父の転勤にともなって東京にやってきました。小さかったので東京という所がどんなところかは、もちろんわからずで、母が喜んで「東京に引っ越すのよ」と近所の社宅の人達に言ってきなさいと言われたことは覚えています。意味もわからず、言われた通りに伝えるとみんな「へえー」という顔でした。今日はその引っ越した先での話になります。

渋谷の社宅

その社宅は渋谷の駅から15分くらい歩いた場所にありました。二階建ての社宅で一階横に階段が付いていて、そこを上ると部屋がありました。まだお風呂がなかったので、社宅の向かいの崖の下のお風呂屋さんに行っていました。その社宅の周辺はアップダウンのある地形になっていたのです。

秘密基地

二歳上の兄はガキ大将。おかんも兄に付いて、元気に社宅の子供たちと毎日遊んでいました。お気に入りの場所は、その社宅の横にある材木置き場で少し広い空き地。階段下にある材木屋さんが、材木を並べて置いていた所です。子供が座るのにちょうどいい高さで、そこがみんなの会合の場所になっていたのです。そこでおやつを食べたり、今度は何をしようと作戦を練ります。ある日、こんな提案がありました。「ねえ、あの病院に行って、いらない本をもらいに行かない?」と。坂の下にある個人病院を訪ねていって、待合室に置いてある本をもらいに行こうということでした。誰が言ったかはっきり覚えていないのですが、おそらくそんな悪知恵が働くのは兄だったのかなと思います。そしてこの一団はその病院を訪ねていきました。案の定、待合室には雑誌やマンガ本が置いてあり「いらない本をもらいたい」と話すと、抱えるくらいのたくさんの本を渡してくれたのです。みんなで喜び勇んで、材木置き場の基地に帰り、戦勝品の回し読みを堪能したのでした。

NHK放送センター

もう一つの場所はNHK放送センターです。この場所も子供の足で10分ちょっとの場所にありました。その頃「ひょっこりひょうたん島」という人形劇が放送されていて、センターの中に入ると、口ひげで帽子をかぶったドンカバチョや、片目に眼帯をした海賊のトラヒゲといった登場人物に会えたのです。あこがれは金髪のサンデー先生。そして窓越しからは放送される舞台のセットも見れて大好きな場所でした。他の番組のセットや衣装も展示されていて大人の世界に浸ることができたのです。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもしていただけると励みになります。それではまたね。ばいばーい😃






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