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20年来のコンプレックス



コンプレックスはありますか?
わざわざ人に話したりはしないけれど、
「ここ、もうちょっとこうだったらなぁ...」
と見るたびに気持ちが少し下がるようなところ。


私は小学校からコンプレックスがあった。
人から見える場所ではないので、知ってるのは親か一緒にお風呂に入ったことがある友達くらい。


小学生の頃、親に言って病院に連れて行ってもらい処置をしてもらったけど、歳を重ねてまた気になるようになった。

特に人から見えることはないので、必ずしも解消する必要はない。
でも、鏡の前に立つと自分の心が曇るのが気になった。


小学生の頃、私は一生これと付き合って生きていくんだ、と絶望した心が蘇ってくる。
でも、大人になると決してそうではないんだと気づくこともある。


30歳を目の前にして、このコンプレックスとおさらばしようと決めた。
もし後悔するような結果になったとしても、それはやってみないとわからない。
もっと自分を、自分の身体を好きになりたい。


病院を探し、お金を準備し、自分の足で向かう。


処置は、10分足らずで終わった。
麻酔は採血2回分くらい、少しちくっとする程度だった。


びっくりしたのが、その日にお風呂に入れるし、
傷跡を石鹸で洗っても痛くない(!)
どうゆう原理?切って縫ったのに!?
ハサミとか紙で切った傷、お風呂で相当しみるよね!?
もしや名医!?ベテランそうなおじいちゃんだったけど!
いや、みんなそうなのかな?前例がないので全くわからない。


親知らず抜歯の教訓から、術後すぐに
抗生物質とロキソニンを飲んだけど、
その後一度も飲んでいない。

着替えの時縫い糸が服に引っかかった時、
すこしひきつれて痛む程度で、1週間が経過した。


抜糸。
ネットで見たところ
「毛を抜かれる程度の痛み」と記されていたが、
本当にそうだった。(小並感)


(およそ)29年付き合ってきたものとのさよならは
案外あっさりしていて、跡は残るものの
心情としては全く気にならなくなった。


案ずるより産むが易し。
↑ほぉ〜!なるほどなるほど。本当にそうですね。
心の中の自分が深く頷いていた。


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