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【トビタテ15記】私がトビタテに応募した理由

こんにちはMizzyです。
私は大学の交換留学制度とトビタテ!留学JAPANにお世話になりながら、2023年9月から2024年6月まで、イギリスに留学してきます。

今回の記事ではどうしてトビタテに応募したのか、その理由をつづっていきます。
※この記事ではトビタテについての詳しい説明はしません。詳しくはホームページをご覧ください。
【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。 (mext.go.jp)

はじめは留学意欲を示すためだった

交換留学に応募する際に、一緒にトビタテに応募することを勧められました。トビタテに合格できれば、大学からの奨学金よりも多く支援して頂けるからです。
はじめは正直応募しなくてもいいなぁと思ったのですが(何しろ書類作成が大変)、留学担当者から直接勧められたこともあり、
「ここで応募しなければ逆に留学への意志が弱いと思われるかもしれない。。。」
そう思い「留学したい気持ちは強いよ!!」ということを示すためにトビタテに応募することを決めました。

書類作成に大苦戦。自分を見失う

覚悟はしていたのものの、書類作成にとても苦労しました。
文章で留学内容や理由、留学後の展望、留学で得たことの還元方法などを作成し、さらに自由記述書というA4二枚を自由に使ってそれらをイラストや文章でまとめたものを作成する必要がありました。

最初はなんとなくやりたかった「日本のアニメについて広める~!」みたいな内容で作ってみました。ですが留学担当の先生に
「どうしてこれをこの国で広めたいの?」
「広めて社会にどう貢献するの?」
「あなたがこれをする意味はなに?」
と厳しい言葉を頂き、自分の考えの甘さを恥じました。

トビタテの支援金は全て民間企業の寄付によってまかなわれています。これはある意味、企業から未来の若者への投資でもあるのです。投資するなら社会や自分の会社の利益になるような有望な若者を選びますよね?
その辺りをきちんと理解できていませんでした。

ではトビタテとはそもそも何なのかを知るために、船橋力さん(トビタテ立ち上げ人)著の「トビタテ!世界へ」を徹底的に読み込みました。

トビタテの最大の特徴はその選考基準です。
「情熱」「好奇心」「独自性」
この3つがあるかが問われます。
逆に言えば、経済的縛りも成績も必要ないなんて、おもしろいですよね。

他にも留学する上で考えておくべきことがたくさん書かれています。
本当に勇気をもらえる本なので、トビタテに応募しなくても留学する人全員に読んでもらいたいです。

私はこの本を読んで、「留学でやりたいこと、留学で得たことを使って実現したいことって何だろう。」と考えるきっかけをもらいました。

ここではじめて自分は「留学すること」を目的にしていることに気がつきました。
「留学したい!」「留学して色んなことを経験したい!」そう思い続けていましたが、留学で何をして、何を得たいのか、何も考えていなかったのです。

そして自分は何者で何がしたいのか、の沼に陥りました。

今まで人に良く見られようというモチベーションで行動してきた私には自分軸が無いのではないか。
それに気付いたとき、絶望して涙を流していました。
でもきっとこれは自分にとって必要な事なんだ。
考えろ、考えろ、考えろ。。。。。
苦しみながらもそう思い続け、色んな人に相談に乗ってもらいました。
先生、友達、家族、カウンセラー。。。。
この時期が一番苦しかったです。

トビタテ生に会いに仙台へ

それでもやっぱり「これだ!」みたいなものが無くて、頭がぐるぐるしていたとき、Facebookであるイベント情報が回ってきました。
それが「EKKYO  SUMMIT」でした。

トビタテ生が主催するオフラインイベント。
これに参加すれば絶対にトビタテ生に会える!

このときすでにトビタテに合格したい意味が変わっていました。

トビタテ生は高い倍率を勝ち抜くほどの「情熱」と「好奇心」と「独自性」があるということ。
そんな面白い人たちと繋がり、話を聞きたい!
私がトビタテ生になりたい理由はトビタテグループに入ることに変わっていました。

「トビタテに合格できなくても、このサミットに参加すればトビタテ生とはつながれる!」
その思いで参加を決めました。

仙台までは行きが12時間(お金が無かったので高速バスで🚌)
帰りは4時間(時間が無かったので新幹線で🚅)
2泊3日の旅となりました

サミットでは狙い通りたくさんのトビタテ生と出会うことができました!!
色々な人の話を聞くなかで、私の中の軸がなんとなくみえてきました

それが「国際」×「医療」でした

私は以前ベトナムへ病院インターンシップに行ったことがあり、そのときの経験から途上国支援に興味がありました。

当時は「大変そう」「私だったら生活できない。。。」
そんな風に考えていましたが、時が経ち、改めてあのときの経験を思い出すと、「どうして国が違うだけでこんなにも医療格差がでてしまうのか」「どうして金持ちはいい医療が受けられて、貧しい人は簡易な医療にも届かないのか」という社会への疑念がわいてきました

私の好きな国際交流と、専門である医療を掛け合わせた国際協力の場で働きたいという思いが強くなり、これを軸にして留学計画を練り直そうと決意しました。

ついに書類提出

仙台での経験を元に留学計画を書き直しました。

もうこのときはトビタテ生とも出会ったし、事前研修で受けるような講座も受けたし、落ちてもいいから自分のやりたいことを好きに書いていこうと決めました。

そしてついに書類提出

先生からも「いいのが書けたんじゃない~」と言われ嬉しかったですが、何よりも達成感と疲労感で一杯でした

書き始めたのが12月
そこから悩み苦しみ、仙台に行き、書き直しをして提出したのが2月終わり
短かったけれど非常に長い戦いでした

このときの気持ちは「どうせ落ちるから大学の奨学金の書類準備しとかなきゃー」でした

この後、一次審査が通り、急いでプレゼン資料を作ることになるとはつゆ知らず、、、、

つづく


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