ウルトラマン第10話 / 「謎の恐竜基地」を見ました。 #ウルトラサブスク
100文字短評
恐竜を愛するマッドサイエンティストの回。いや恐竜を愛するというよりは恋に恋して式の狂気と言った所か。それにしても、この怪獣、どこかで見たことがある気がするんだけど、どこだったかなぁ…。
感想
物語は北山湖の湖畔に佇む怪しげな屋敷から始まります。
カラスやザリガニや蛇などなど…。
色んな生き物が飼われているちょっと怪しげな屋敷です。
このカラス君、とても外に出たがっているように見えます。
"動物"とはどうあるべきか?を怪しげな声色で語る、冒頭の中村博士(二階堂教授)のこの台詞は、やっぱりフラグだったんだろうなと思いますよ。
このマッドサイエンティスト、中村博士は北山湖で何やらとても大きな生き物を飼っていて大事にしているんですが…。
私、この怪獣、どこかで見たことがあるんですよ。
多分、映画『原子怪獣現わる』の原子怪獣リドサウルスだと思いますが…。なんか違う気もする…。
多分、原子怪獣リドサウルスにも似ているはずの怪獣ジラース君はかなり高い知能があるようなんです。
中村博士に、「人間に見つからないように昼間は湖の底でじっとしていろ」と言われたからなのか、夜にしか現れませんし、特捜隊の湖底調査もうまくかわしていますし。
ここでちょっと疑問なんです。
なんでここまで賢い生き物なのに餌をそんなに食べ残すんだろうなぁって。
多分、これ、餌のやりすぎも中村博士こと二階堂教授のマッドサイエンティストぶりの現れなのでは?
恋に恋してと言うように、恐らくは二階堂教授も相手を、恐竜それ自体、ジラース君自体を愛しているのではなく、恐竜への愛、つまりは恋心に夢中になっていたのではないかな、と。
恐竜も生き物であって、物、ましてや芸術品ではなく。
ジラース君も、冒頭の台詞やカラスの描写のように、動き回って、暴れ回って、自分の餌を自分でふんだくったり、外に出たがっていたんじゃないかな、それこそ"動物"のように。
もしかしたら、ジラース君は湖で飼われている「退屈な」生活に愛想が尽きて、元気を無くして、餌を食べ残すようになったのかもしれない。
湖の底でじっとしていたジラース君でしたが、乱獲を狙った無法者の釣り人が撒いた毒の影響で昼間に浮上してしまいます。
それにしてもこの怪獣、ジラースって、ほんとどこかで見たことがある気がするんですけど、何故だろう、思い出せない…。
ノットジラに襟巻きを付けただけって感じもするけど、初代ウルトラマンとノットジラだと時代が全然違うし…。
話は戻りまして。
浮上したジラース君は特捜隊の攻撃を受けます。
中村博士は攻撃を止めようと介入するのですが、最早動物的本能で暴れ回るようになったジラース君によって、中村博士こと二階堂教授も命を落とすのでした。
ウルトラマンとジラース君の最後の戦いはどこかコミカルな感じもするのですが、倒されたジラース君の姿とジラース君に近寄る二階堂教授の最期の姿はどこか哀愁漂う所もあります。
総評
ウルトラマン第10話 / 「謎の恐竜基地」、恐竜を歪んだ形で愛するマッドサイエンティストの回でした。
原子怪獣リドサウルスに襟巻きを付けただけという、思い切ったデザインの怪獣ジラース君はとてもユニークです。
何か別の、日本の有名な怪獣に似ている、というかそのまんまな気もしますが、多分気のせいですし、今回あえてジラース君の全身画像を貼っていないことに深い意味などありません。
本日のお気に入りの台詞
フ、HAHAHAHAHA!
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