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子どもに野球をやらせたいあなたへ

子どもに野球をやらせる方法

そんな上から目線の方法を僕は知らない。でも、子どもが野球をやりたくてウズウズする方法なら知ってる。

結論から言うとね、「球場に行く」こと。そして「スポーツショップを都合よく利用する」こと。それが答え。それを今から約2,000字で説明してく。

「おーい、野球をする人が減ってるぞー!」

ってみんな言うじゃない?でも「子どもには野球をやって欲しい」って思ってる人、まだまだたくさんいる。

あなたもそうかもしれないし、僕の妻もその一人。でも、小1の息子はサッカー教室に通っている。

子どもに野球をやらせたい親が犯す間違い

「野球をやらせたいけど、どうすればいい?」って親の声をよく聞く。だけど、その考え方がそもそも間違い。それじゃあ、子どもが「野球やりたい!」とは言わないよ。

「子どもに野球をやらせる」って何?「子どもが野球をやる」んだよね?だったら、子どもが自分で野球を見つけなきゃ始まらない。

小学生がなりたい職業ランキング上位のユーチューバー。ほとんどの親が「ユーチューバーになりなさい!」って言ったわけじゃないよね。

でも、小学生はなりたいわけだ。なぜか?ユーチューバーは、楽しそうで、人気者になれそうで、お金が稼げそう、だということを小学生が見つけたからだ。

野球を見つけるのがむずかしい時代

昭和の頃。子どもが野球を見つけるのは、とても簡単なことだった。プロ野球は毎日テレビでやってるし、大人の会話の中心は野球。

公園では近所の男どもがバンバン野球をやっている。試合ができる人数も、場所もあった。野球は日常で当たり前だった

だから、政治家の子どもが政治家を目指すように、みんなが当然のようにグラブをはめて、ボールを握り、バットを振った。

でも、令和は違うよね。プロ野球の中継は地上波でほとんどやらない。野球をやる人数も場所もない。野球は非日常になっちゃった

だから、子どもたちはスマホでYoutubeを見る。だからユーチューバーに憧れるのは当然だ。Youtubeが日常なんだから。

そんな状況で「野球をやれ」というのはムリがある。30年前に、ユーチューバーになりなさい、というくらい無理がある。だってそうでしょ?知らないんだもん。野球を。だからね、やらなくちゃいけないことは、

「野球って面白そう」って気づいてもらうこと

でも、「野球は面白い」じゃないんだよ。「野球は面白そう」って気づかせるのがミソ。僕たちは野球の面白さなんて伝えなくていい。

面白さなんて、子どもが見たり経験したりして始めて自分で感じるものじゃない?

「ヒカキンっていうメガネをかけた人がね、メントスをコーラの中にいれて爆発させてね…」と説明されてもさ、ユーチューバーの面白さはわかんないし、「ならば、見よう」と思わない。

それにさ、人から「これ面白いよ」ってすすめられると、面白く感じないのは僕だけだろうか?なんとなくみんながワイワイ楽しそうに騒いでいるものに興味ってわかない?

だからね、やることは一つ。大人が野球でワイワイする。大人が野球にトキメクことだ。それが子どもの興味をひくわけですよ。

どうやって野球でワイワイするか?

それが冒頭の「球場に行く」こと。そして「スポーツショップを都合よく利用する」こと。ちょっと説明する。

「球場へ行く」っていうのは、そのまんま。ライブで試合を見ようじゃないかってこと。テレビだとね、子どもの注意をひけない。家にいるとね、すぐに別のことに注意が向いちゃう。

球場だとそうはいかないよね。ひとりで家に帰るわけにもいかない。だから野球に注意がむきやすい。それに球場はテンションが上がるよね。

プロ野球なら、好きなつまみでビールをグビっと飲むもよし。大きな声で応援するのもよし。テンションを上げて楽しめばいい。

もちろんプロ野球じゃなくてもいい。高校野球、社会人野球、独立リーグ、なんでもいい。とにかく大人がトキメク野球を見に行けばいい。

間違っても子どもに「せっかくチケットを買ったのに集中して野球を見ろ!」なんて言っちゃいけない。

はっきり言って、野球は長い。0-0が続く投手戦なんて、退屈でしょうがない。大人だって飽きる。だから、飽きたら飽きたでいい。

要は、子どもの注意を野球にひく。「なんとなく楽しそう」をインプットすることが大切なんだ。

野球への興味をグイっとひく

で、野球を知った次は、野球への興味をひく作業だ。そこで活躍するのが「スポーツショップ」だ。特に大型スポーツショップは使える。

グラブ、バット、スパイクはもちろんだけど、子どもの興味をひいてやまないヘルメットやキャッチャーがつける道具がそろってる。

「これはキャッチャーがつけてた道具だよ」とか、「これは、あの選手が使ってるグラブだよ」とか、店内で収集できる情報をドヤ顔で伝えればいい。

「父ちゃん、母ちゃんはやっぱり、何でも知ってる!」と思わせながら、野球への興味をひくことができる。

できれば「あの選手はどんなバットを使ってるんだろうか?」とか、「キャッチャーはどんなグラブを使ってるんだろうか?」とか、調べてみたくなるような話をすると、より深く野球を知ることにつながる。

生まれる行動。シェアされる気持ち。

とにかくね、ここまでを丁寧にやる。繰り返しやる。するとね、次に何が起こるかというと「バットが欲しい」とか、「グラブが欲しい」とか、「打ってみたい」、「投げたみたい」といった行動が生まれる

行動に進んだら、次は「今日はホームラン打てたよ」「ボールを投げれたよ」みたいに気持ちの共有が始まる。もうね、この時点になると、子どもの野球に対する興味はブリブリ膨れ上がっているはずだ。

まとめるとね

このやり方は「AISAS」というマーケティング理論を参考にしたやり方。ネットを日常的に使う人の購買行動は…

注意Attention) → 関心Interest) → 検索Search) → 行動Action) → 共有Share)

という順番で意思決定がされていく、っていう考え方なんだけど、試してみると、その効果はあなどれない。

うちの小1の息子、この方法でバッティングの練習を始めましたよ…僕は、リフティングが上手くなってほしいのですが…

ではまた。

追伸。

画像のバットは息子にせがまれてゼビオで買った金属バット。今はいいよね。こんなのが2,841円で買えるんだから。

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