あなたはゴリラですか?
お父さんのための野球教室の桜井です。
マウンティングやめようぜ
そんな話です。
マウンティングとは「馬乗り」。格闘技とかで相手の上に馬乗りになる状態をマウントポジションと言う。
けれど今日は馬乗りやめようぜって話じゃない。話したいのは、優位性を自慢したり、威圧的な態度をとったりするマウンティング。
自分が優れた人間だと認められたい…いや…力づくで認めさせたいひとが自分の知識・地位・経済力・人脈などなどを自慢して「どやスゴイやろ?」と相手より優位に立とうとする。
いるよね?そんなひと。
あぁ、あいつのことかと、思い浮かべる顔はひとり、ふたり、それ以上にいるかもしれない。
そんな人たちをボクは敬意を込めて”マウンティングゴリラ”…略してゴリラとお呼びする。
そんなゴリラとの会話は実にくだらない。無意味だ。絶望しかない。ゴリラはどんな会話でも不愉快にしてくれる。
たとえば…テレビ見ていて「この女優さんキレイだよね」と言うと、「その女優さんより、あの女優さんのほうがキレイだ」とゴリラは言う。
「そうだねキレイだね」とか「へーそういうのが好みなんだ?」とか言えばまだ話は盛り上がる。
のに、綺麗な女優を知ってる自慢なのか、俺の好みの方がイケてる自慢なのか、そんなの知らんがマウントすると会話はそこで終わっちまうのよ。
で、自分はマウントなんかとってない!ゴリラじゃない!と思ってるあなたも要注意。
あなたは今ゴリラでないかもしれないが、コミュニティが変わればゴリラになる可能性もある。
会社では上司や同僚に気を遣う。でも、家に帰るとパートナーに対してゴリラになってやしないかい?って話。
子どもとの会話もそうだ。ウホウホとゴリラになってる人割といる。子どもとの会話でゴリラになるとその影響は大きい。
子どもの考え方を否定して、自分の価値観を押し付けて、子どもをコントロールしようとするゴリラ。
子どもが自分より優位に立つことを許せないゴリラ。自分は優れた選択ができるという驕(おご)リラ。
そんなゴリラの子どもが、自分で考え、のびのび練習し、グングン上達して、スクスク成長するとは思えない。
誰だってゴリラになる。ボクもそうだ。ゴリゴリのゴリラになる瞬間山ほどある。だから時々こうやって、自分がゴリラにならないよう戒めている。
あなたはゴリラですか?
※2020年に配信したメルマガを加筆修正して掲載しています。
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