お会計のはなし
弊社では飲み会や昼飯の時に会計の際に先輩が多く出すまたはおごるという風習がある。
体育会系の会社や昔ながらの雰囲気の会社であれば同様なケースが多いイメージである。
先日とある飲み会で、一軒目二軒目は5、6人で飲んでおりその会計は先輩数人が全て出してくれていた。三軒目から人数が急増し10人以上になった。
会計の時間になりその飲み会を仕切っていた年次が上の方の先輩(仕切っていた先輩をAさんとする。)は会計の8万円弱を年が上の4人で割って払い、それ以外の後輩はお金を出さないようにしようとした。
しかし流石にやりすぎだという意見があり、後輩から1人2000円ずつ飲み集めそれ以外を4人で割ると決め、先にカードで会計を済ませてしまった。
皆が酔っていたこともありぐだぐだとお金を集めて計算していたところ、酔って話し込んでいた最も年上の上司(この上司をBさんとする)がそれを見て「全員で割ればいい」と言った。
しかしAさんは先輩が多く出したら良いだろうと主張し会計を済ませていた為、ここでトラブルが発生した。結果的にはAさんとBさんでケンカとなり上手く和解できないまま解散した。
Aさんは独身でお金をある程度自由に使える立場だと思われる。Bさんは既婚で子供もいる。
Aさんの主張は、自分は昔から先輩に飲みに連れて行ってもらうと奢ってもらっておりそれが普通だと思っている為、今回のように多くの後輩を連れて飲みに行った場合は先輩達で奢るべきだろうというもの。
Bさんの主張は、ここまで多くの人数で金額も安くないのだから全員で割るべきだと言うもの。後輩の支払いは少なくてもいいがお金の計算はしっかりとしろと言うことだった。
Bさんの言葉で残っているものがある。「こっちは生活がある。舐めるな。」
サラリーマンの給与からしたらその支払いは大金であることは考えるまでもない。お金を出すことに渋っているのではなく、その重みをカッコつけで蔑ろにするな。後輩達にもタダで飲めると思わせるのはためにならない。そういうことだと解釈している。
とりあえず先輩が奢るというような流れがある弊社だが会計について色々と考えるべきだと感じた。お金や立場、風習、飲酒など個人差も多く難しい要素が絡み合っているがうまくコミュニケーションを取り解決していきたいものだ。
良い教訓となった。
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