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年齢はただの数字だもん

気持ちだけなら10代の母

昨日のnoteのテーマにした母の話をしよう。

もはや、戦後ではないという言葉が流行語になった年に生まれた母。

実年齢でいうと、高齢者というカテゴリに分類されている。

しかし母を見ると、まだ高齢者には見えない。
今日も元気に働いている。

母は、20年前(もっと前からかも)からあまり変わらない。過去の写真を見ても、これが何年前なんてわからないレベル。

見た目だけでなく、生命力とか精神力といったパワーも衰えるどころか、年々強くなっている気がする。

娘の私を凌ぐ力を持つ母を観察して、その若さの理由を察した。

「年齢は数字でしかない」というマインド

母はとにかく、「もう歳だから。」という言葉を嫌う。
「おばさん」だとか「老けた」とか自分を下げることは一切言わない人なのだ。

理由を聞くと、「言葉にすると、本当にそうなるから」と返ってきた。

「自分自身で『もう歳だから。できないことが増えた』と思うのは、自分に呪いをかけること。人は悪いことを考えると、本当にそうなっていく。」

「年齢はただの数字だし。歳だからできない、じゃなくて、まだこれはできるということだけを考える」

それを聞くと、確かに思い当たる節がある。

たとえば、「病は気から」ということわざ。
これは、自分で「なんか体調悪い」と思い込むと、本当に体調を崩したりするという様のこと。
(実際に私は幼少期、学校を休むためにこの思い込みを使って、本当に寝込んだことがある。)

なるほど、確かに。気が全てではないけれど、多少は自己暗示の力ってあると思う。

母は、ネガティブな心がネガティブな出来事を引き寄せると信じているので、絶対に後ろ向きなことは口に出さない。

その代わり、『まだいける、大丈夫』と思い込むことにしているらしい。

ちなみに、娘の私自身はつい、「もう21だから…」と言ってしまう癖がある。
いかんいかん。これではどんどん老けてしまう。

母のように強く、若々しく生き抜くためには、『自分は若い』という暗示スキルと、ポジティブスキルを身につける必要があるのだ。

ついネガティブになりがちな私だが、少しは母のように「年齢を気にしないマインド」を持てるようにしたい。

「気持ちだけなら、何才でもいいんだよ。年齢はただの数字だもん。私は、精神年齢10代だし。」

母は、いつもいたずらっ子みたいに笑う。くっきりと浮かぶえくぼは、やっぱり昔から変わらない。

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