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美容脱毛をやめる話

※私個人の見解であり、クレームでも批判でもありません。



かれこれ7〜8年は美容脱毛サロンに通っている。と言っても、サボって通っていなかった時期も沢山あるのだが、10代の頃に始めた美容脱毛を、移住してからは月に1度のペースで通ってきた。

この美容脱毛がなかなか過酷な環境であり、毎回喜んで行きたいかと問われれば、お世辞にもそうとは言えない。
すっぽんぽんになり、冷たいジェルを塗布され機械をあてられていくのだが、エアコン?送風機?が上にある部屋の時は地獄であり、冬も地獄である。契約しているから、毎月義務のようにサロンへ通うのだが、最近、私はなぜこんなにも過酷な思いをしてまで脱毛をしているのだろうか?と疑問に思えてきた。裸で目隠しをされて、寒い思いをしてベッドに横たわっている時間は本当に苦痛で、寒さから体も冷えて強張り、終わったころには肩こりが増している気もする。
島から往復2時間かけて通うサロンは、機械をあてた後に保湿クリームを塗布されるのだが、これがまた服や湿気と纏わりついて、移動時間になかなかのストレスにもなる。それは春夏秋冬、気候とは関係なくべたつき、長い移動時間には辛いと先日確信した。

今やYouTubeやInstagramの広告、テレビCMで脱毛サロンの宣伝を多く目にし、私が学生時代の時よりそれは突出している。人間の脳は広告に踊らされて、美容脱毛しなければ!みたいな感覚に陥るのかもしれない。私も自分の不快感より、そういった脱毛するのが普通だという気持ちで義務感でずるずると行きたくもない場所へ足を運んで、有限である時間を使ってきてしまった(あくまでも、私個人の見解です)。

別に人前に出る仕事でも、毛が多少生えていたからと言って困るわけでもなく、これは自己満足の世界だ。確かに毛が無くなれば手入れが楽になるし衛生的になる部分もあるけれど、今の世の中には便利な電気シェーバーや除毛クリームなるものもあるし、家庭用の脱毛器もある。
私は、数年前になぜだか家電量販店で買った美容脱毛器を所有している。それでも、全身は自分では処理しきれないし、数年前の脱毛器だからピッピッピッとスピーディーではなく、ピッ、ピッというパワーを溜めて照射するタイプのものなのだが、効果は結構ある気がしているから、定期的に自宅で自己処理スタイルで私なんぞ十分だ。

行きたくもない、なぜ完璧に脱毛させようとしているのかも分からない脱毛のために、高いフェリー代を出して月に1度島を出るのが、何だか馬鹿らしくなってしまった。今更感はあるのだが、時間もお金も有限であるから、やりたいこととやりたくないことの取捨選択をきちんとしていこうと改めて思う機会となった。
残りの回数分を返金してもらえるかは分からないけれど、来週の休日にコールセンターにかけて、やりたくないこととはおさらばしたい。

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