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休日BLOG VOL26(写真なし、自己満足記録)と、幸せ貯金ノート

来島して以来、初めて1カ月以上島から出なかった。
8月の「香川探訪記」以来、自分史上、過去最高記録を樹立した。
物欲はほとんどないし、脱毛も解約したため、島を出る理由が1カ月半無かった。


数日前から急激にやってきた恐ろしく寒い朝に、10月から肩を竦めているようでは冬はどうなることやらとつま先立ちをしながら、冷たいフローリングを歩き身支度をする朝。6:30起きで7時台のフェリーに乗るのにも慣れている。文句なんて全然無くて、これが当たり前と化した。


島にいると、多少のリタッチ具合ではびくともしなくなるのだが、さすがに伸びてきたので3カ月半ぶりに美容院を予約した。

まずはタリーズに行き、朝食を食べる。モーニングには大好きなハニーカフェラテが無くて、ホットカフェラテにする。けれど、頼んだハムのサンドイッチが美味しかったし、いつも見るお母さん世代のベテランの店員さんがいて嬉しかった。

日テレのアプリで昨日のヤンキー君と白杖ガールを見ていたら、美容院から電話が来て、担当の方がお子さんの体調不良で休みとのこと。予定をずらす提案もしてくれたが、安くないフェリー代をかけて来ているのだし、今日のメインイベントだしで、別の方にやってもらった。
別の方もすごく上手で、美容院は面倒くさいと思ってしまうのだけれど、髪もいい感じに巻いてもらえるし(自分では絶対にできない)、コスメの試供品もくれて、雑誌から情報も得られて、街を歩くのがいつもより少し楽しくなる。


ネガティブマインドに戻らないために、「幸せ貯金」ノートを作ろうと先日閃き、そのノートを探しに午後は東急ハンズへ。

こういうじっくり吟味したい時は、1人がいい。1時間近くハンズの中をうろついて、新しいアロマの匂いも買って、300ポイントが付くという言葉に誘われて、カードも登録した。

※幸せ貯金ノートとは、満たされた日の出来事や小さな日々の幸せを記録しておくノートのことである。



電車に乗って、次なる目的地ブックオフへ。
もう観なくなったDVDと本を売却したら1500円ほどになり、いつか買おうと思っていた よしもとばななの「小さな幸せ46こ」を購入。

帰りのフェリーまで時間があったので、駅の側の気になっていた喫茶店に足を踏み入れると、感じのいいおばあちゃんがきちんと制服を着て、1人で切り盛りしている昔ながらの喫茶店だった。喫茶と言うくらいムワッと煙草の臭いの広がっている店内だったが、外に出ると寛大になれる。割と空腹だったけれど、フード系はパンかホットケーキかケーキしかなくて、ホットケーキとオレンジジュースを頼み、ドラマの続きを見て過ごした。


幸せ貯金(Happy saving)ノートがあれば、私は私がネガティブに引っ張られることを少しでも防げるのではないかと思っていた。この先、もし不幸が訪れても、幸せを貯金しておけば見返して心持ちを強くいられる気がした。

そんな私の思いを代弁するかのように、よしもとばなな さんは作中で「小さな幸せは、たくさん集まるといつの間にかセーフティーネットになるのだと思う。」と書いていた。
なんだか今日と幸せ貯金という考えと、手に取った本の伏線が交わった気がした。
「そうですよね!そうなんです!さすが、ばななさん!」と、フェリーで読みながら脳内は幸福度が増していた。

タリーズでハニーカフェラテを飲まなくても、美容室でイレギュラーなことがあっても、喫茶店にご飯系がなく煙草の臭いに晒されても、今日の私は胸を張って、負の感情に襲われなかったと言える。
もしかしたら、1年前の私なら気丈ではいられなかったかもしれない。

私が出かけた日は、彼の厚意で外食になる。
今日もビーチ(と呼んでいる)にカレーを食べに行って、そこの方のご厚意でビールとポテトを奢って頂いた。
そして、気兼ねなく他愛のないことを話せることにも、カレーの美味しさにも気持ちが良くなって、やっぱり島はいいですねぇと口走っていた。


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