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ファッションは 着飾ることでなく生き方 / Fashion Creator vol.41

自分の人生をどう生きるべきか
その問いに 向き合う若者がいます。

正直、驚いていますが 素晴らしいです。
私の若い頃は、考えもしませんでした。

いま若者が、生き方に向き合うことは
素晴らしいエネルギーがある証拠です。

若者が 自分らしく生きること
私は、最後まで応援します。

ただ ビジネスとなりますと
純粋な若者ほど・・・
矛盾した苦しみを感じるでしょう。

私も 取引先からの要望に
今考えれば、あり得ない条件でしたが
若さゆえ、すべて 受け入れてきました。

今でも忘れられないのは・・・
仕事を受けるのは、
そういう世界だと言われましたが
それは 間違っています。

相手の立場に立てないビジネスは
これからも成立しません。

おかげで 私は、川下から川上まで
すべてを学ぶことができました。

学ぶことができたのは、人のつながりです。
世の中、正しい人間の方が多いと思います。

倒産から 先だった仲間もいますが
私が 踏ん張れたのは、仲間たちの分まで
生きてやろうと 彼らに誓っていたから。

いま、若者の苦しむ姿をみていると
手は出せませんが、伝えたいことがある
その想いに 溢れてしまいます。

人生は、自分の心を育むためにある
私は、いつもその言葉に向き合っています。

私もビジネスを通じ、人と出会いますが
学生で言えば、いじめを味わう時もあります。

しかし 心を育むには、これがチャンスです
私自身が、そういう行動をしないよう
しっかり 心に 刻むことができます。

心の中で、相手を恨み けなせば
必ず、同じことを自分もやります。

ビジネスは、上下意識がありますから
・・・ そういうものです。

人間、辛いことを味わえば
心は、豊かになるものです。

人を恨み、けなす必要もありません。
自分の心を正し続けることで、
人のつながりは、変わっていきます。。

ファッションに古いも新しいもありません

私の出会ったラグジュアリーブランドは
ミャンマーの若者を大切に扱ってくれました。

2021年2月 クーデターにて
欧州企業は 人権を優先し撤退しましたが

私は、あの日から
人間は何を大切にすべきか
いつも考えるようになりました。

私もミャンマーから撤退しましたが
残りの人生を 自分らしく
生き抜く覚悟はできました。

ラグジュアリーを創りだす
デザイナー、モデリスト職人たち
私は、彼らの生き様が 好きです。

ブランドは 多彩な顔に映りますが
人にとっては、成功の証かもしれません。

私は 作る側として・・・
ブランドは、美しさの象徴でしたが

心の片隅に、裕福な方の・・・
承認欲求を満たす道具にもみえました。

それでも、彼らの美しさへのこだわりに
・・・ 心は 癒されていきました。

私は、美しい服をつくる技術は
ビジネスの取り組みではなく・・・
ファッションの 好きな若者へ
伝えていきたいと思います。

いまラグジュアリー業界は、莫大な資本と
新たなテクノロジーにより進化しますが
私の選択する道は、真逆です。

世の中のファッション市場も
流行を必死で追いかける若者も減っています。
それが唯一、救われる気持ちになります。

勿論、私は業界をリスペクトしています。
ただ、私の価値観と生き方が異なるだけです。

その道が正しいかどうか、わかりませんが
歩んできた道を戻ることも、時には必要です。

私のファッションに対する考えは、
ファッションは着飾ることでなく生き方です。

自分を輝かせるオシャレは
装飾品や・・・洋服ではできません。

本人の心が輝くことで、人の心は動きます。
オシャレに見えるのは、本人の生き方です。

それが 私のファッションスタイルです。

今年も始まりました・・・
1年間、しっかり走ります。
皆さまとの出会いに感謝します。

2024年1月19日  感謝の月 水谷勝範

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