見出し画像

Webからファッションを創る

いつも皆様の投稿を拝読し
心は 安らぎ感謝しております。

お会いしたことがございませんが
今日も 元気かなぁと・・・
心配になることもございます。

つくづく思います・・・
みんなそれぞれ、自分の人生を
生きることが幸せだなぁって・・・。

大好きな8月に入り・・・
いま私が、原稿を書けるとしたら
仕事のことしかなく・・・

仕事には触れないでいこうと
思っておりましたが・・・

私は、本当に仕事の事しか
頭にないと実感しております。

服作りを通じた
私の人生観ですが・・・

少しでも 皆さまが前向きに生きる
気持ちに繋がれば嬉しい限りです。

私は、服作りをデジタル設計で捉え
次代へ、伝えることを仕事にしておりますが

すべての基点となるのは、
技術を体得する意欲を育むことです。

その理由は、知識を得ても
身体で覚えた感覚がなければ
応用する創造力は伸びないと感じます。

私の考えは・・・
今の社会に、そぐわないと思いますが

人間は、手を動かすことで
3D画像を想像できるようになります。

要するに、型紙を製図する段階で
立体で創造できるようになるということです。

そして、縫製技術があることで
縫いやすい線が、描けるということです。

すべて、身体で感じることから
創造できる世界がございます。

私は、その人間の能力を
・・・大切にしたいと考えます。

しかし・・・
私の取り組むデジタル設計とは
それと真逆に進んでおります。

要するに、技術を取得しなくても
服を創る知識の選択ができることになります。

ここまでは、私の経験値を
デジタルに置き換えるだけの作業でした。

しかし、私は産業構造を変えていきたい
そんなビジネス構想を描いております。

ファッションが好きで・・・
服作りが好きで・・・
技術を習得したものが
プロとして成立できる仕組みです。

極端なことを言えば・・・
プロとして起業するということです。

若者が自立できる、新たな市場を
どのように創り出すのか
それが、私のビジョンになります。

その構想が・・・
ここならできると感じたのが
・・・ミャンマーでした。

この国なら、大量生産ではなく
お客さま、一人ひとりに寄り添う
服作りができる・・・

ここから世界に配信できる・・・

いまも、クーデターの悲劇は続いておりますが
夢の続きは、必ず訪れると信じております。

私が 彼らを素晴らしいと感じたのは、
技術を体得するには・・・
ファッションに憧れが必要なんです。

例えば、同じデザインの服を作り
それが5.000円の服と50.000円の服になる

勿論、材料やメーカーのマージンは同じです。
これを作るプロセスの中で、何を変えることで
製品の顔を変えれるか・・・。

私は その技術が、次世代のモノ創りには
最も重要と考えております。

私は MaxMaraの服作りをしておりました。
ミャンマーのスタッフは1400人程でしたが
みんなファッションに興味がある若者です。

ミャンマーでは、ハンドメードという製品
生地の端を手縫い針でチクチクまつり仕上げます。

1cm間を4.5針という縫い目ですが
この糸の張り感覚が、製品の顔を創ります。
いわゆる、製品の仕上がりを創造できる
その感覚が必要になります。

中国では、この感覚をお金で査定することで
対応してきましたが、それ以上は、
文化的意識から・・・困難と感じました。

ミャンマーの若者なら、モデリスト集団の
モノ創りができると考えた次第です。

彼らと接していますと、人間は皆んな同じで、
みんな幸せに生きてほしいと思えます。

この国でも、若者は夢を抱き
生きる喜びを感じてくれたらと思えます。

それが、私の心の支えであり・・・
アトリエを開設した理由です。

日本でも、モノ創りに興味がある若者が
働くことに喜びを感じれることが大切です。

技術を体得するというのは
繰り返す作業に・・・すぐ飽きられます。

毎日、同じ作業で・・・
成長がないように感じるかもしれない

しかし、不思議と・・・
何も考えず、できるようになります
楽な仕事だと、考えるようになります

また、次のことをやってみたくなる
そこに、新しい意味が生まれてきます。

今の時代をみていると・・・
長く続けることは、難しいと思えてしまう。

一つのことを・・・
継続することに意味があるのですが・・・

それが人生であり・・・
生きることだと思うのですが・・・。

若い頃から、私の心を支えてくれるのは
憧れであり、いつも希望を抱く妄想でした。

若い頃から、夢と憧れを抱いていましたから
毎日の縫製作業も、少しでも早く、
より美しく仕上げる事しか考えませんでした。

私にとって、服を創ることは
自分の人生を表現することでもあります。

ファッションに着心地は大切ですが、
着る人の心を包み込むことは、もっと大切です。

いまのアパレル産業は、ビジネス優先で
人の心を包むことを忘れていると思います。

ビジネスですから仕方ないと思われますが
人と寄り添い生きることが・・・
人間の幸せと、私は思います。

アトリエの開設は
若者に夢を届ける為ですが・・・
私自身が、お客さまの心に包まれています。

アトリエを始め、懐かしさに出会いました。

人間と同じように
・・・服にも寿命があります。

何年も前に、私の作った服を
リフォームとしてほしいと
懐かしい方と再会し・・・
感激を体験しました。

新しい命を吹き込むため
服に声をかける・・・

もう、ひと頑張りだぞ・・・
そんな 想いを込めました。

アトリエを開設し、再び・・・
フィギュアスケート衣装も
制作し始めたのは・・・

子供の夢に・・・
寄り添ってあげたいから

伊藤みどりさんから始まり・・・
真央ちゃん、佳菜ちゃんの衣装を
子供たちが、受け継いでいる

ビジネスでは、想像できない
心温まる 夢がある・・・

子供たちが、その衣装を着て
私も女王になる、という発言に・・

今の子供に、妄想の世界でも
ついていくのが 精一杯・・・。

そんな子供の笑顔をみることに
いまの私は、幸せを感じます。

最近は、低迷していますが
愛知県は スケート王国ということを
忘れないでくださいね・・・。


私にとって、自分らしいファッションは
仕事が絡めば、スーツにネクタイ

いつもネクタイは、マストアイテムです。
遊び気分が必要な時は、柄で遊ぶ・・・

どんな時でも、ネクタイがあれば
仕事という責任を忘れないから・・・
ですから、私にクールビズはありません。

アトリエでの作業は、
赤いパンツに、長袖白シャツ or
ネイビーパンツに、白シャツ
夏は、太番手の白麻
冬は、太番手の生成綿

年中、白シャツとストライプが大好き
同じスタイルですが・・・
自分の体型に合う拘りがあります。

人に言えないけど、自分で創るから
すご〜く、わがまま・・・

ファッションは・・・
愛着があれば良いと思う

愛着があるから
一緒に人生を生きてる感じ・・・。

私のファッションに流行はありません
ですから・・・ファッションビジネスに
私は、向いていないと思います。

そんな生き方でも、この地球上に
服を通じ、繋がれる人がいるから
つくづく、面白いと感じています。

地球の裏側で・・・
シンプルな生き方に出会う

私の人生は、それが 宝物になりそうです。


25年前、フィリピン・・・
ストリートチルドレンに出会いました。

生活の為に廃棄物から
お金に変わるモノを掘り出します。

それでも子供同士・・・
ゴミ山の中で 遊びが始まります。

その光景は、今でも忘れられません。

お行儀の良い子は・・・
自分をコントロールしますが
いつか、爆発します。

思いっきり、遊べる子は
・・・自然と、発散できます。

大人も、同じだと思います。
・・・ みんな同じ 人間ですから。

今年も、猛暑になりそうです
どうぞ みなさまご自愛くださいませ。
2022年8月 2日 壮月 水谷勝範

Webからファッションを創る、それが私たちのプロジェクトです。服作りとはいえ、私たちが大切にしていることは、お互い共存し成長できる社会になることです。皆さまとの出会いを愉しみにしております。水谷勝範