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門徒さんのお珠数

昨日は法然さんの開いた浄土宗の珠数を載せいたのだけれど、
他の宗派珠数とは形状が全く異なると言っておきながら、それが分かるような画像を用意していなかったので、
まずは昨日の浄土宗の珠数をもう一度。

浄土宗の珠数

浄土宗の珠数をつかう方は、珠の大きさの違いはあるけれど、
男性も女性もこの輪違になっている珠数をつかう。
そして、もう一つの浄土系が、
法然さんのお弟子・親鸞さんが開いた浄土真宗。
広い意味では特定の寺門に帰属する人や信者さんに対して「〇〇宗の門信徒さん」と呼ぶと思うのだけれど、
なぜか特に浄土真宗の檀家さんのことを「門徒さん」と呼ぶことが多い。
それだけ浄土真宗の門信徒さんが多いということなのかな。

個人的な話をすると、若い頃は、なかなか親鸞さんの考え方が理解できなかった。
五木寛之さんの「親鸞」を読んでみようかな…と思いながらも、なかなか手が伸びない。
ようやく最近になって、一先ずは…と思って五木さんの「私訳 歎異抄」は読んでみた。
ちょっとだけだとは思うけれど、こういう意味なのかな⁈くらいには思えるようになった気はする…まだまだ勉強が必要。
そろそろ「親鸞」も読んでみようかな、と思ってはいる今日この頃。

さて本日の珠数つなぎ

浄土真宗 水晶切子 八寸 共仕立
浄土真宗 ローズクォーツ八寸 共仕立

見ての通り浄土宗とは、全く異なる形状。
上の画像は、女性がよく使う形状の珠数。
略式(輪の小さい一重タイプ)の珠数が一般的になってきている中で、
浄土真宗においては本式が好まれる地域もあり、そういう地域では水晶や薄めの色の珠数が好まれる。

一方、男性が使うのが下の画像。

シャム柿 共仕立 正紐房

珠数の形状は、一般的な略式珠数と同じ。
ただ房は、画像の正紐房をつかうことが多い。
そして、この正紐房は門徒限定ではない。
葬儀などで咄嗟に珠数をポケットに入れてしまうことも多々あると思うので、そういう時に正紐房はシワになりにくいというメリットがある。
門徒さん以外の方にもオススメ。


今日も、ありがとうございました。
👋また明日。

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