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自分は情けない人間です

ここ数年引きこもりがちだったんだけど、気温のせいか感染症の落ち着きのせいか、春頃からもぞもぞと動き出したくなってきた。
そこでイベント募集をするサイトを使って、いくつか交流会に参加してみた。
”いまだにこんな人たちいるんだ”と思うような胡散臭い交流会も中にはあったが、比較的ちゃんと選べばそういう怪しい会は回避できる。
私の場合、何か目的があるわけではなく、当日その場で楽しめればいいので、何かテーマのある会に参加するのがベストだと気づいた。

とある読書会で出会う

本好きが主催する読書会に参加した。
参加者が好きな本を持ち寄り、順にプレゼンしていくという至って平和的な会だった。
そこである人に出会う。
貸会議室に向かう間、雑談の中で仕事の話になった。

「作家を目指して執筆してます」

なぜか私はダメージを受けてしまった。
その人は大学院を卒業して就活はせず、小説を書いて作品作りをしているそう。
要するにニート。
まだニートの状態。
この先どうなるかは分からないけど、という感じ。
つまり私と同じなわけ。

なのに私は反射的に、「え、働いた方がいいのでは?」と思ってしまったのよ。
「働きながら小説書けばいいのに」と。

つまりは自分でも自分にそう思っているわけで、それゆえ今の状態を誰かにおおっぴらに言えない理由が明確に分かった。
いや、気づいていたけどね。
でも自分を否定するって難しい。
こんな形で誰かを介して攻撃してくるとは思っていなかったので、びっくりしてしまった。

人の夢を否定したりジャッジするツケが自分に跳ね返ってきた

夢を持って努力していたとしても、現状がニートならニートなわけで。
自分と同じ状況の人にも厳しいジャッジをしてしまう私がそこにしっかりと存在していて、そのことがショックだったよ。

結局その人には、私も仕事辞めて今小説を書いているんです、なんてことは言えずに終わった。
なんとなく。。
言えたら気持ちが楽になったのか。
言える日は来るのか。

はあ、情けない。
よくわかんないけど情けない気持ちでいっぱいです。

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