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エッセイ:~202112

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タイトルが自由律俳句(のつもり)のカジュアルなエッセイです。
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2021年8月の記事一覧

風邪ひくのは栄養が足りないせいだね、という余計な一言

ごもっともな気がするけど、ものすごく余計な一言じゃないですかね? 実はこのセリフ、20代の頃に実際に言われたことがある。 生まれて初めて言われたセリフだったから、ものすごく驚いた。 なるほどたしかにそういう理由の可能性もあるのか、、と思ったりもした。 しかしそんなこと親にも言われたことないし、むしろおばあちゃんの時代の考え方のような気もしたんだよなあ。 なるほどと思いつつも本当にそうか?というちょっとしたモヤモヤが残っていたのかもしれない。 その後、同じようなことを言われ

すっぴんを見せるのがタブーな時代は終わったのか

大学に入って初めて友達がうちに泊まりにきたときのこと。 お風呂から出てきたその友達の顔が、全然違った。。 ほんとにびっくりした。 今思えばたいした差じゃないと思うんだけど、地元ではメイクで顔が変わる人を見たことがなかったから免疫がなかったんだろうな。 だから当時はアイプチと濃いアイラインがなくなった顔は別人に見えたんだ。 でも驚いたのと同時に、それを本人に言ってはダメだと直感して、思わず目をそらしてしまったなあ。。 あの態度は良くなかったと思うし、その友達が気にしてないと

ひっくり返った蝉を見つけても不用意に近づいてはいけない

8月に入ると蝉の大合唱がすごくて、昼も夜もうるさいくらいに響いてきた。 今の家はすぐ隣に桜の木(?)があって、おそらくそれにとまってるのか音が間近に聞こえてくる。 そんなんだから家の近くに蝉がよく落ちている。 蝉の命は短いのよね。 ひっくり返っている蝉を見て、なんともいえない気持ちになりつつ通り過ぎようとしたら、いきなり、 「ジジジジジジジジーーーーー」 と大音量を発して動き出した。 自力ではひっくり返れないのか仰向けのまま羽を動かして地を這うように動いてるのよ。 エクソシ

苦労して作り上げたルーティンを壊したくなる衝動が定期的に訪れる

ふいに目の前にある物や人間関係をぶち壊したくなるんだけど、これは珍しいのかしら? 小さい頃からそうだったような。 もちろんただの妄想で終わるだけで、行動に移したことはない。 そんな妄想が浮かんだら、一瞬トリップして何かを壊すイメージに浸って、また現実世界に戻る感じ。 もしくは夜寝る前に思い出した時に妄想するくらい。 これは名前がついているのかしら。 「破壊願望」で調べてみたら、大量殺人・テロ・トラウマ・ストレス・カウンセリング…とか出てきた。 やばいやばい。 そこまで大事

雨の日の無音は寂しくなる

まだ8月なのに30度にも届かず連日雨。 寒い、寒くて布団引っ張り出したもんね。 一週間前は夏バテしていたのに、あっという間に天気が変わって今は長袖に靴下はいてるよ。 何なんだ、この天気は。 というかまた10度近く気温が上がるのは勘弁してほしいな。 そんなすぐに適応できるほど高性能じゃないんだよ、私は。 週末は一日中雨が降っていて、たまに強くなる雨音が聞こえてくる以外は静かだった。 あ、近くで土砂崩れがあったみたいで緊急速報の大きなアラーム音が何度かなったな。 あれ心臓に悪い

毎晩夜中の3時に起きるルーティン

いや暑い、暑くて溶けるよ、ほんとに。 年々夏が嫌になっていくなあ。 最高気温37度って何ですか? 私の平熱36.5度ですけど。 その日は夜9時まで30度の予報だったから家から一歩も出なかった。 ここ数年、散歩とかランニングをするようになって分かったことがある。 真夏のピークは8月中盤まで。 8月後半になると暑さが和らいでくる。 朝でも夜でも毎日同じ時間帯に外に出ていると気づくと思う。 私の場合は、夏は夜の8時くらいにランニングしていたんだけど、明らかに空気が変わったのが分

犬の散歩から始まる出会いもある

よく聞く話でさ、犬の散歩で偶然を装って出会いのきっかけにする手法あるじゃない(?)。 そんな簡単にいくわけないがなって思っていたんだけど、やっぱりあるかも。 犬の散歩が出会いの場になっている現場を目撃したのよ。 近くの公園はけっこう広いから、犬の散歩をしている人もたくさん来ている。 これまではみんな時間がバラバラだったけど、夏は暑さが和らぐ夕方以降に集中するみたいで以前よりもたくさんの人とすれ違う。 公園の真ん中にちょっとした人だかりが見えて、何かやっているのかと思ったら

モスキート音が聞こえたら走って逃げるルーティン

相変わらず毎日散歩しているんです。 夏は暑いので熱気が和らぐ夕方から暗くなるまでの間に。 夜の散歩もいいけど、今の家の近くは街灯が少なくてちょっと怖い。 梅雨くらいからその傾向はあったけど、真夏に入った途端に虫の登場率が爆上がりした。 近くの公園は緑も多いから歩く度に顔に目掛けて虫が寄ってくる。 なんで顔に向かってくるんだろうか? 数メートル歩くごとに、小さな羽虫が顔回りにまとわりついてくる。 迷惑だなあと思っているけど、逆に虫側からしたら楽しく飛んでいるところに人間(私

推しが欲しい

みんな、「推し」っているのかな。 そういえば私、推しがいないな。 当時は「推し」という言葉を使っていなかったと思うけど、私の「推し」を持つ人のイメージは、学生時代にジャニーズ大好きだった友達が部屋中に好きな人のグッズを飾って熱量高めに話す、みたいなこと。 普段使い道のないキーホルダーや缶バッチを買い込んで、雑誌で情報を仕入れ、いつかコンサートに行きたいとお金を貯めていた、あの子の活動が思い浮かぶ。 完全に生活に浸食していたし、年中推しのことを考えていたし、なによりとても楽し