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中国の手仕事@四川省の秘境

柳宗悦の日本の手仕事ではないが、中国の秘境にも伝統ある手仕事による作品があるとのことで、日中友好会館美術館を訪れました。

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小石川庭園に春を見つけに行く筈だったが臨時閉園中だったので、その分ゆっくり見れました。風も冷たく寒かったしね。

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中国の手仕事、素晴らしい作品の数々が展示されてました。取り上げられていたのは、

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成都銀糸工芸

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道明竹工芸

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蜀錦

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そして、閬中シルク絨毯、の4つ。

展示品は全て写真撮影オッケーで、動画やパネルによる製造工程の説明もあり、大変理解し易い充実した展示でした。

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精巧を極める銀糸工芸や、シルクの織物も素晴らしいの一言ですが、目も眩むような手間と時間が注ぎ込まれており、手軽に使えるものではありません。唯一、燭台のみが実際に火を灯したら、どんな陰影を周囲に投じてくれるのか想像力を掻き立ててくれました。

個人的には竹工芸が、編み目の文様や、作品の実用性と意匠の素晴らしさのバランスが良く、手が届く値なら買ってみたいと思いました。

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竹で編まれた金魚鉢は上から見ると側面に隙間が見えます。恐らく表面張力で溢れ出ないのだと思いますが、実際に使ってみたいなと思いました。

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中国への印象が悪化している時期なだけに、中国の多様性や奥深さを感じることが出来ますので、是非見に行って見て欲しいと思います。入場無料ですよ。