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春の足音を静かに聴いた2月12日の食事と日記

前日の岩盤浴で連日の疲れが出たのか、単に食べ過ぎただけなのか、理由はともかく朝は食欲が無く、弁当は作ったもののパン一切れだけ口にして外出。行き先は谷津。猪に壊された湿地の畦道を補修し、溜め池や水路の泥を掻き出す地味な作業なのだが、人里から離れているので野焼きオーケーで、様々な植生や生物環を観察することが出来るのが魅力。

アカガエルの産卵。日に日に増えている

長年やってらっしゃる先輩の話しを伺うと、谷津周辺の樹木は、土地の水分が多いため根の張りが弱く、巨木になると自重に耐えられず倒れてしまうのだそう。その木をチェーンソウで切り、運び出して乾燥させ薪にするのだ。コナラなどの雑木は、昔は細いうちに茸類栽培用のホダ木や薪などに利用されて来たそうが、戦後石油に頼る生活が当たり前になって人の手が入らなくなった結果、放置され巨木化してしまったのだ。だから人の住まなくなった里山はすぐに荒れる。原野に戻るとも言えるが、人が季節のうつろう自然を楽しみながら、恵みを頂ける土地ではなくなってしまう。

虫が湧いて穴だらけになった薪を焼却中

前日の雪が解け出し水路の水も豊富だが冷たい。でも、手足が冷えても火に当たれるので寒くは無かった。

白米と野菜しか無い弁当

火に当たりながら、晴れた日に外で食べる弁当はなかなかの贅沢。本当はメスティンでホカホカご飯を作りたかったのだが、経験不足で、手持ちの食材で作れるメニューが思いつかず断念。次回の楽しみにとっておこう。

「名間四季春」という名の烏龍茶

整備作業は14時過ぎに切り上げ、図書館で予約していた本を受け取ってから帰宅。自宅でまったりティータイム。この後、走るかどうか悩んだが、やりたいことは半分くらいにするという目標を思い出し自重。それにしても暖かい日だった。

随分前に収穫したため萎びていた大根で、おしんこ作り

おしんこの作り方はネットで調べたが、砂糖と塩と穀物酢とチャック付き袋だけ。せっかくなので、塩は3種使い分けてみた。

畑にはまだ大根が約20本。雪に埋もれて数え易くなった

収穫すると、葉を枯らしつつも活き活きしていあり、寒さに当たったせいか甘くなっている。谷津に行く途中畑に寄り、3本ほど引き抜いて谷津整備の先輩方に配った。暖かくなってとう立ちする前になんとかあちこち配ってしまいたい。

夜は、ホワイトシチューをルーから手作り

夕飯は、畑に残っていた最後のカブを使ってホワイトシチューにした。ルーは、以下のnoteを参考にさせて頂いて作ったのだが、途中で妻がやって来て、玉葱を炒めている最中に小麦粉を少しずつ直接まぶして作る時短法を伝授してもらった。

こちらは、焦がした悪い見本です

結果として余ったルーは余っていた牛乳で伸ばしてホワイトソースにし、チャック付きビニール袋に入れて冷蔵庫へ。

食後は、資格試験問題を幾つか解いてみて、知識でなんとかなるものと、解き方(ルール、公式、計算)まで身につけておかないと応用が効かないものに分類すら必要ごがあるなと、ぼんやり考え始めたところで、Amazonでセール中に買おうと厳選しておいたカートの中身(全部書籍)をポチっと注目したから、さっさと寝ることにした。

この日の俳句

手を休め 蛙を聴くや 春の音

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