見出し画像

他人こそ、子どもを伸ばすことができる。

「それは触っちゃダメだよ」
と私は子どもに言おうとしたけれど、
その人は、子どもに、
「この太鼓はね、こうやって軽ーく、トントンってするんだよ。やってみる?」

エイサーを披露してくれたおばさま

自治会の夏祭りイベントでのことです。
エイサーを踊り終わって、舞台横のスペースでグループが片付けをしているところに、うちのたいようくん(年少さんです)が、トコトコと近づいていきました。

おお、興味があったのかなー😊と思っていたら、置いてあったエイサー用の太鼓を手に取ろうとしました。

とっさに、「それは触っちゃダメだよ」と言おうとしたら、
踊り手の一人のおばさまが、
「この太鼓はね、こうやって軽ーく、トントンってするんだよ。やってみる?」

本物の太鼓をたたかせてもらう

突然おばさまに話しかけられて、たいようくんはしばし固まっていましたが、バチを持たせてもらって、トントン、トントン。

「上手だねぇ」などと、おばさまにおだててもらいながら、しばしの間太鼓を楽しませてもらいました。
真剣に太鼓をたたきつつ、笑顔も見せてくれて、いい体験をさせてもらいました。

子どもの興味・関心が広がっていくのは、こういった経験がすごく大事だよな、と思ったひと時です。

他人こそ、「心」と「技」を伸ばしてあげられる

優先順ピラミッドでいくと、好奇心・関心の「心」にあたります。


「体」の部分は、日ごろから近くにいる親や保育士さんなどが中心になって伸ばしていくことになります。
「心」や「技」は意外性とか知らなかったことというのもキーワードになるので、赤の他人こそ伸ばしてあげやすい部分だと思っています。
今回も他人であるおばさまに「心」を伸ばす体験をさせてもらいました。

心に余裕を持った大人が周りにいてくれることで、子どもたちは成長していけるんだな、となんだか感謝の気持ちも湧き上がってきました。
私も、近所のおばちゃんとして、よその子に好奇心のきっかけをプレゼントしていきたなとも思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?