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交通整理を始めます!平和な日常で母だけがパンクしている

「ねえ、ママー」「あ!あのさー、ママー」
こどもたちから同時に話しかけられて、聖徳太子状態・・・!!

平和な日常で、母だけがパンクしている

きょうだいがいるお家では、子どもが同時に話しかけてくるの、あるあるですよね。うちもご多分に漏れずです。
「ねえ、ママー、個人懇談の紙だしてって先生が言ってたよ。」っていう超重要なやつと、
「ねえ、ママー、パンかじったところミッキーみたいになったー。」っていう超どうでもいい話が
同じテンションで話がくるんですよね。
それがきょうだいから同時に。
何も手だてをしないと常時子どもたちが自分のタイミングで話しかけてきて、私は脳がパンクして疲れてしまう、、、なんとかしなければ!!!

交通整理をします!

たいようくんが年少になって、言葉が達者になってきたので聖徳太子現象がしょっちゅう起こるようになり、半年ほど前から「交通整理システム」を始めました。

「さくらこちゃん、たいようくん、ママの話をきいてください!ママは二人の話をきいてあげたいけど、同時に話しかけられると頭がパンクして疲れてきてしまっています!ママが疲れすぎないように、交通整理をします!」
「先にどちらが話すか決めてください!順番に聞きます!」
こういう時、丁寧語で私は言ってます。
いつもの口調だと日常の流れの中で流れていってしまって子どもたちも聞いてくれなくなるので、雰囲気を変えるためにそうしてます。
あとは、名前を呼んで、聞いてください、と言うのもポイントかな、と思います。

もちろん、揉めます。

どちらが先に話すか決めてください。って言ったら絶対揉めます。
でもいいんです。もめていただいて。
揉める中で、先に話す方は早く終わってよ、とか条件交渉できることもちょくちょくあって、社会性を育むいい機会になってると思います。(そう思うと揉めてる様子も見守りやすいのです。心の余裕の持ち方の一つです。)

たいていはお姉ちゃんのさくらこちゃんの方がゆずってくれます。まあそうだよね。彼女は繊細で争いを好まない側面があるので。
お姉ちゃんが損をしがちなので、たいようくんが割り込んでこようとしたら、しっかりブロックしたり、お姉ちゃんは譲ってくれたから少し長めにお話を聞く時間を取るね、と私から配慮も入れるようにしています。
配慮を入れられない日もありますが、もちろん100%できなくてOK。大谷さんだって打率3割ですごい!のですから。できなかったら寝る前に今日はあんまり気遣ってあげられなくてごめんね、と伝えるので十分すぎるくらいだと思っています。
実際に、できるときだけ、言えるときだけでも、子どもはママの行動の背後にある気持ちは十分にくみ取ってくれているなあ、と実感しています。

子どもたちに協力してもらっていい

自分の心の余裕を生み出すために、子どもたちに何かを強いてしまっているかな、とこの交通整理について考えたこともありました。
でも、交通整理によって私の余裕が生み出されて、それぞれの話をしっかりと質を高く聞くける方が私にとって納得感や満足感につながっています。

相互に調整しながらですが、子どもたちにも親の心の余裕に協力してもらってもいい、今はそう思えています。

人間は本当に個性が多様で、その組み合わせで子育ての難しさのポイントも変わってくる、とても個別性の高い営みです。相互の調整の中で、その親と子ごとにオリジナルな方法が見いだせていけますように。


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