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脳内ゲームオブザイヤー アーカイブ '02

…2002年。第19回脳内ゲームオブザイヤーを決める時が来た。
仕事の仕方を少し覚えて、任されることが増えてきて、徹夜したりしてた頃だな。

黒船Xboxが来襲

初代Xboxが発売したのが2002年だ。
プレステ2やキューブより性能が高く、画像は一番綺麗でネット対戦環境も整っていたが、本体がクソデカくて(よく間違えるがACアダプターが人を殴り殺せるデカさと重さだったのは360の方で初代はアダプタはデカくなかった)置き場の確保が大変だった。

コントローラーがデカかった、という話もよく語られるが、デカかったのは海外版の初期版だけ。
日本版は小さくなってたのと、外人にとっても初期板はデカすぎたようで後期版は海外版もコントローラー小さい方になってたらしい。

あと初期ロットのディスクドライブがディスクに傷をつけてしまうことがある不具合が起きたりとか、日本のユーザーとのすれ違いが少し多くて、初動でコケてしまったイメージがある。
筆者は北米版の本体を買って、後になってから日本版も買って最終的に二台持ちになるくらい好きなハードだったが。
持ってる友達はネットにしかいなかったなw

ソフトはロンチだとデッドオアアライブ3がやはり存在感あったね。結局いまだに他のハードで出てないよね。あと忘れてはいけないのがあの超ヤバい専用コントローラーを使う「鉄騎」が出た年だ。
他のハードのソフトだとマリオサンシャイン、ゼルダ風のタクト、ソフトメーカーになったセガからプレステ2で発売したバーチャファイター4(今でも底値でワゴンに入ってるけど面白いよ)とか。
鉄拳4とかかまいたちの夜2とか、アドバンスでファイアーエムブレム(最初のやつ。封印の剣だっけ)とか、ロックマンエグゼ3なんかが出た。アドバンスなかなかやるじゃん!と思った年だ。
あと社会っぽいニュースとしては、中古ゲームソフトの売買が著作権法違反か否か?の裁判がずっと行われてたのだけど、2002年に最高裁が「違反じゃないので自由にやって良い」と判決を出した。

ゲーム以外だと…なんかあったかな。
アザラシのタマちゃんが川に出没してブームになった。あとサラ金のコマーシャルにでてきたチワワの子犬(あまりの可愛さにお父さんが借金して買ってしまうやつ)も流行った。
ヒットソングはこの辺からあんまり覚えてないな…コピーコントロールCDが出始めたのはこの頃からだったかと。

2002年 ノミネート作品

  • SSXトリッキー(PS2)
    海外製のスノーボードのレースゲーム。これは2作目にあたる。
    リアル系じゃなくて大袈裟で派手で操作も割とシンプルで気持ちよく遊べる系なんだよね。洋物には珍しいパターン。

  • 式神の城(PS2)
    タイトーの縦スクロール弾幕シューティングゲーム。開発はアルファ・システムでガンパレード・マーチと一部世界観が共通らしい。筆者が初めて真面目にワンコインクリアを目指した弾幕ゲーム。
    怒首領蜂とかはもう少し後になって基板買ってからやり込んだ。

  • ラクガキ王国(PS2)
    アナログスティックで画面にお絵描きが自由にできて、描いた絵が動き出してプレイヤーの使い魔となり戦ってくれる。という一風変わったRPG。あんまり流行らなかったけどかなり面白かった。

  • グランドセフトオート・バイスシティ(PS2北米版)
    日本版も2年後くらいに出たね。グランドセフトオートの4作目、というかでもナンバリングの4ではないんだよね。「3:南国編」とでもいうべき?
    アキバの海外のゲーム売ってる店まで行って買った。グランドセフトオートとモータルコンバットとプリンスオブペルシャは一刻も早く遊びたくて海外版で遊んだなぁ。本体も海外のを持ってた。

  • スーパーマリオサンシャイン(ゲームキューブ)
    キューブで出たスーパーマリオ。
    マリオが水を放出できるタンクを背負っており、世界中の汚されたところを水を噴射して綺麗にしたり、地面に水を噴射して一時的に浮いたり、といったアクションが楽しめた。
    シリーズの中では難易度高めだと思う。
    昨年マリオ35周年記念で復刻版がスイッチで出た(35周年限定商品だったとのことで今はもう製造してないらしい)

  • ポケットモンスター ルビー・サファイア(ゲームボーイアドバンス)
    ポケモン金銀の続編がゲームボーイアドバンスで登場。めちゃめちゃ売れたので細かい説明はいらないかな?リメイク版が3DSでも出たね。めっちゃ遊んだな。ポケモンっていつも主人公のお父さんが行方不明だったりで出てこないことが多いけど、本作はジムリーダーとして出てくる(戦うことになる)んだよね。

受賞作品

第19回脳内ゲームオブザイヤーは…

ポケットモンスター ルビー・サファイア(ゲームボーイアドバンス)
キミに決めた!

ポケモンがついにアドバンスになった!
ポケモンって、これより後のソフトも大体そうなんだけど、新しいハードのロンチで出ることは基本なくて、新ハードがロンチした時、旧ハードでまだ新作出したりしてるよねw
少し経ってからおっとり刀で新しいハードに参入してくることが多い気がする。
初代もゲームボーイが死ぬ直前に出たし。
ブラック2、ホワイト2も3DSじゃなくてまだDSなのかよ、みたいな感じだったし。

ともあれ、アドバンスで出たルビサファ。
画像が綺麗になっただけじゃなくて、あらゆる面がパワーアップしてた。
2対2のダブルバトルができるようになったのは本作から。
他にも、頑張り屋とか寂しがりとか、同じポケモンでも性格が違うことがあるとか(金銀までは性格っていう概念自体がなかった、はず)
「せいでんき」とか「じゅうなん」とか技に影響する身体的な特徴(属性だっけ?)がついたのも本作から。
あと、戦うだけじゃなくて可愛がって芸を教えてコンテストに出る。っていう要素も追加された。
これ用のパラメータを上げるために、木の実を使って「ポロック」というお菓子を作ってポケモンに食わせる。という要素も追加された。
秘密基地を作り、そこに好きな家具とかを飾る。みたいな、どうぶつの森的な要素もあった。クリアに関係ない要素だったから、そこまではまらなかったけど。

シナリオ面では、ライバルの扱われ方が変わったなと感じる。
主人公を男の子キャラにした場合、女の子キャラがライバルポジションとなる。(マイキャラ女にした場合は逆に男がライバルになる)

初代のシゲルと比べると、女の子(ハルカちゃん)はライバルと言ってもわりと仲良しで、「友達」って感じになった。
これは燃えない。ちょっと物足りなくなったというか、牙が抜かれてフニャチンになってしまったな。と、筆者個人としては感じたところだ。
個人の趣味だが、ライバルキャラにはずっと敵対的で、ずっと強くて、ダンジョン抜けた後とか疲弊してるとこでいつも挑んできて、ずっといやらしいままでいて欲しい。と思う。

戦いもするけど本質的にはダチだもん!…みたいなのは個人的に好きでない。
「ヤンキー漫画にでてくる同じ学区の他校の番長」くらいの距離感でいて欲しい。

ライバルとの共闘シーンなんかも、
本当は大嫌いでぶっ殺してやりたいし並んで歩くなんて吐きそうだけど(より大きな敵が出たので)くっそ嫌だけど仕方なくここでだけ手を組む。って感じの方が好きだ。
今日から俺は!で例えるなら、ヤクザや開久高校と戦う時以外は今井や中野とは仲良くしてほしくない。

しかも最近のポケモン、ライバルあんまり強くないし…
それだと、組んでもあんまりありがたみがないというか、嬉しくなくない?
クソムカつくクソ強い敵だからこそ、日向小次郎とか飛影が同じチームになった時にドキドキしたんだって!

歴代ライバルの中で初代のシゲルだけは最後まで強がり口調のままで、プレイヤーと和解しなかったよね(容量の都合かもだけど)。
最近の作品はライバルなのに最初からトモダチ臭がプンプンして、あれ、別ですごいライバルが出て来る予定なのかな?みたいな気持ちになる。

ちなみにルビサファにはもう1人「ミツル君」というライバル的なキャラが出てくる。
初登場時のミツル君は病弱で外で遊ぶこともほとんどできない子なのだけど、主人公がポケモンを一緒に捕まえてあげるんだよね。
ミツル君はそのポケモン(確かラルトス)と外に出るようになり、だんだん強く、健康になっていく。
最後の方で、かなり強くなって、主人公に勝負を挑んでくる。

ハルカちゃんよりミツル君の方がライバル感あって好きだったな。
ライバルが異性キャラになってチャンピオンは別の人になるので、インパクトが弱まってしまうのを補うためにミツル君を登場させたのかもね。

まあでも、なんだかんだ言いつつルビーサファイアエメラルドと合計3周した。
一度始めたら相当長いこと遊んでられるゲームだと思う。

[B] で ぬけます.