マガジンのカバー画像

飲食店の店長に必要な計数 第3部

47
運営しているクリエイター

#組人数

繁忙期と閑散期

繁忙期と閑散期

1年の間にはお客様の集まりやすい「繁忙期(はんぼうき)」と

お客様の集まりにくい「閑散期(かんさんき)」があります。

1年間の売上をグラフで表すとより分かりやすくなります。

赤い丸が繁忙期を表します。グラフの山になっている部分です。

3月は卒業式、5月はゴールデンウィーク、7~8月は夏休みやお盆休み、

12月はクリスマスや冬休み、1月はお正月など季節の行事に影響します。

販促は繁忙期の

もっとみる
季節指数

季節指数

1年の間には月によって日数も違いますし、曜日も違います。

時期的に売れる月と売れない月もあります。

売上予測をする場合、過去の傾向を元に月ごとの指数によって予測するのが季節指数です。

曜日指数の月間版です。

何かイベントやセールを行う場合、

お客様の集まりにくい月=閑散期(かんさんき)に行うよりも、

お客様の集まりやすい月=繁忙期(はんぼうき)に行う方が効果が出やすくなります。

繁忙

もっとみる
販促に必要な数字

販促に必要な数字

前月比と前年比について解説しました。

前月比と前年比は問題点を見つけるために使用します。

分析方法はお店全体の売上高だけではなく、

①部門別

②時間帯別

③客層別

④年齢別

⑤組人数別

を分析すると、どこが減っているのか、どこが増えているのかがわかります。

これを全て手書きで集計、管理していくのは容易ではありません。

これも注文用のタブレットなどを利用される方がデータの管理は楽

もっとみる
前年比の比較方法⑥

前年比の比較方法⑥

組数と組人数の前年比比較の例です。

この資料からわかることは、

①組数の合計は今年2,673組、前年2,715組でほとんど変化はありません。

②しかし、1名の来店が増え、2名3名の来店のお客様が減っています。

③総来店客数は前年5,600人から5,000人に大きく落ち込んでいます。

④平均組人数は前年2.06人から今年1.87人と減少しています。

平均の組人数の差はわずか0.19人です

もっとみる
組数と組人数

組数と組人数

組数と組人数という用語を解説します。

スタッフ・・・「何名様でご来店でしょうか?」

お客様・・・「3人です。」

この時、組数は1組、組人数は3人です。

平均の組人数は

1ヵ月の総来店客数÷1ヵ月の組数で求めることが出来ます。

組数はレジの会計件数とは違ってきます。

個別会計の場合があるためです。

総注文件数では追加注文がある場合、変わってくるお店もあります。

新規注文件数というの

もっとみる