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飲食店の店長に必要な計数 第3部

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#客数減

季節指数の求め方②

季節指数の求め方②

季節指数を求める前に、基準となる売上高を決めます。

決算の初月を基準にする会社もありますが、

今回は月ごとの平均売上高のさらにその平均売上高とします。

この際のメリットは

100%を超える月が繁忙期、100%未満が閑散期と見分ける事が簡単で

シフトの総労働時間を決める際に

季節指数が120%なら基準のシフトの120%を用意しなければいけませんし、

季節指数が90%なら基準のシフトから

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季節指数の求め方①

季節指数の求め方①

季節指数の求め方について解説していきます。

この講座では計数を学んだ事がない方を対象としていますので

ゆっくり、丁寧に解説していきますのでご了承ください。

まずは平均の求め方です。

平均の求め方はデータの合計÷データ件数です。

1月の平均は7500+7800+8200の合計23,500を

データ件数の3で割ります。

平均は7,833千円です。

エクセルを使用した方が効率的ですので、

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繁忙期と閑散期

繁忙期と閑散期

1年の間にはお客様の集まりやすい「繁忙期(はんぼうき)」と

お客様の集まりにくい「閑散期(かんさんき)」があります。

1年間の売上をグラフで表すとより分かりやすくなります。

赤い丸が繁忙期を表します。グラフの山になっている部分です。

3月は卒業式、5月はゴールデンウィーク、7~8月は夏休みやお盆休み、

12月はクリスマスや冬休み、1月はお正月など季節の行事に影響します。

販促は繁忙期の

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季節指数

季節指数

1年の間には月によって日数も違いますし、曜日も違います。

時期的に売れる月と売れない月もあります。

売上予測をする場合、過去の傾向を元に月ごとの指数によって予測するのが季節指数です。

曜日指数の月間版です。

何かイベントやセールを行う場合、

お客様の集まりにくい月=閑散期(かんさんき)に行うよりも、

お客様の集まりやすい月=繁忙期(はんぼうき)に行う方が効果が出やすくなります。

繁忙

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販促に必要な数字

販促に必要な数字

前月比と前年比について解説しました。

前月比と前年比は問題点を見つけるために使用します。

分析方法はお店全体の売上高だけではなく、

①部門別

②時間帯別

③客層別

④年齢別

⑤組人数別

を分析すると、どこが減っているのか、どこが増えているのかがわかります。

これを全て手書きで集計、管理していくのは容易ではありません。

これも注文用のタブレットなどを利用される方がデータの管理は楽

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