見出し画像

サマソニの予習にサブスクを導入した話

今年もサマーソニック(以下サマソニ)のチケットを購入した。
東京公演の1日目だ。

寝かしつけは母でないとダメな息子。
そのためトリのManeskinが最後まで観られるのかは非常に怪しいところだが、半分くらい観られたらまあ御の字だろう。

しかしながら、課題は他にもある。

このまま順当に行けば、星野源とBelle And Sebastian(以下、ベルセバと表記)が確実に被る。

以前から危惧していた源ちゃんとOneRepublicの被りは、同ステージ、かつ並びが連続していることからして回避はできたはず。と思ったらこれである。つくづく、フェスにおける観たいアーティストの被り問題は悩ましい。
しかしそれにしたって、源ちゃんとベルセバって好きな層が結構被っている気がするのだが。私の気のせいだろうか。

そんな訳で、さて、どちらを観ようか。

ベルセバは特に"The Life Pursuit"(2006)が好きで、リアルタイムで当時よく聴いていた。が、結成25年を超えるキャリアの長さゆえ、全ての作品は網羅できていない。加えて私の大好物であるベスト盤もリリースされていない(インディーズ時代の楽曲のコンピレーションはあるが)ので、オリジナル作品を当たるしかない。

という訳で、未だにウォークマン愛好者である私がまず考えること。それは最寄のTSUTAYAに走ることだ。

…だったのだが、改めて検索して驚いた。

CDを借りられるTSUTAYAが近所にないのだ。


実際に私の近所では、トレカに特化した店舗にリニューアルされていたり、取扱がDVDレンタルだけになっていたり、はたまた店ごと閉店していたりする。店舗によって状況は様々だが、規模が明らかに縮小していることが確認できた。
しかしながら、これらは全国共通の流れらしい。

ということで上記記事で言うところの「レンタル時代終焉」が叫ばれる中、私は遂に音楽系のサブスクサービスに手を出してしまった。

TSUTAYA DISCASである。

SpotifyでもApple Musicでもなく、結局辿り着いたのはTSUTAYAなのかい、という突っ込みもありそうだが、これが中々使い勝手が良い。


①在庫が安定している

TSUTAYAの実店舗における洋楽のCDの品揃えについては、店舗毎にバラつきが大きかったのが私の過去の記憶だ。地元店舗にはないCDを借りに、わざわざ県庁所在地のTSUTAYAまで足を運んだことも一度ではない。
考えるまでもなく、洋楽を聴いている人間自体が私の周辺では稀だった。需要がなかったのだろうし、仕方のないことだ。

その点、さすがTSUTAYAのネットワークというべきか、集約された在庫の中から配送されてくるので、よほどマイナーなアーティストでなければ新作はさておき、旧作は結構選べる。
ベルセバも直近数作は無理だが、"How To Solve Our Human Problems"くらいまでならレンタル可能。最新作は購入を検討しているので許容範囲だ。

旧作はこの通り品数豊富。

②返却の手間がない

自宅のポストにCDが投函される。
聴き終わった後は届いた封筒に戻し、ポストに返却するだけ。とても簡単だ。

リンクはTSUTAYA DISCAS公式。

③ひと月で借りられる枚数に制限あり(だが、問題はない)

TSUTAYA DISCASおすすめの定額レンタルプランは、月に4枚ないしは8枚までしか借りられない。たくさん枚数を聴きたい人には、やや物足りないかもしれない。

私は4枚までの定額レンタルプランを契約している。
(画像引用元は先程と同様にTSUTAYA DISCAS公式。
リンクはひとつ前の項目を参照)

しかし私はCDを複数枚買っても結局そのうちの1枚ばかりをリピートするという、一点集中(というと聞こえは良いが、幅広く手をつけることが苦手な)タイプ。なので、この点に関して言えばあまり支障はない。
なお現在も例に漏れず、"If You're Feeling Sinister"(邦題「天使のため息」)ばかりを通勤電車でリピート中。このアルバムからの選曲率高めな直近のセトリを見る度に、否が応でも期待が高まる。どの曲を演奏したとしてもグッときてしまいそうだ。
…話が逸れてしまった。

④本当にCDしか来ない(けど、まあ現状は問題ない)

これは人によってはやや寂しく感じるかもしれない。
CDは不織布とビニールを組み合わせた簡易パッケージで届く。歌詞カードはついていない。よく言えばエコで効率的だが、趣きや風情は感じられない。

洋楽好きを自称する私だけど、スピッツの新作は毎回チェック。
(2024.6.4写真追加)

今や歌詞はネットでも検索できる時代とはいえ、音楽だけではなくジャケットやブックレットなどの視覚的要素を含めてひとつの作品と考えるならば、どうにも味気なさは否めないのだ。
とはいえ今の私の場合、サマソニ当日までにとにかく1枚でも1曲でも多く予習をすることが優先。この点もあまり気にしないようにしている。


こう書いていくと、冒頭に述べた「星野源とベルセバ、どちらを観るか問題」にも自ずと答えは出ているような気がする。

私はいつになったら星野源のライブを観ることができるのだろうか。

…ひとまず、サマソニ終了まではTSUTAYAのサブスクを継続しながら予習に励もうと思う。
行かれる方は当日までの過程含め、一緒に楽しみましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?