マガジンのカバー画像

恋愛詩・恋愛短編小説

32
きっと誰もが感じたことのある、ほろ苦くて甘い恋する気持ちを切り取った短編の恋愛小説や詩などを投稿しています。
運営しているクリエイター

#短編小説

【短編小説】たんぽぽは風にのって

あれはもう、長袖のセーターだけじゃ寒いような 小春日和の11月末のことだった。 「ねぇ、…

【恋愛短編小説】イエローブッシュ

【恋愛短編小説】ストロベリームーン

【詩】我儘

【詩】ラベリング

【小説】愛の種

「ねぇ、ずっと好きでいてもいい?」 彼女の突然の告白に、ぼくの心臓は大きく高鳴った。 ぼ…

【小説】ゼリーの向こう側

「わー、久しぶりー!」 「ああー、ほんといつぶりだろう?んーたぶん最期に会ったのって、高校の卒業式の時じゃない?」 絵に書いたように眩しくて、毎日がキラキラと輝いて見えていた青春の日々の記憶。 あの頃は、何でもないことがただひたすら楽しくて、無駄に放課後教室に残っては、3階の窓から校庭で部活中の男子を眺め、あーでもない、こうでもないと、とりとめのない話で盛り上がっていたものだ。 女同士の会話なんて、結局のところオチもなければ、お互いに答えなんて求めていないのだけれど、