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子どもを迎えて約1年で感じる、実子と養子の違い

うちに子どもが来てくれてもうすぐ1年なので、気づきとして書いておこうと思う。

タイトルに「違い」とつけておきながら、実子を育てたことがないから「違い」とはっきりいえるものなのかは不明(なんじゃそりゃ)。
「実子だったらこうだよね?」と想像入ってるのでお許しを。

そして子育ての悩みでウェイトを占めているのは、「一般的な子育ての悩み」であって、血のつながりの有無が関係している悩みってのはそもそも少ない。

ミルクの量足りてる? とか
なかなかずりばいができないとか
離乳食をあまり食べてくれないとか

子育てしてたら誰でも遭遇するであろう悩みが8~9割で、養子特有の悩みは1~2割といった感覚。
その1~2割のなかで掘り起こしたのが、以下の3つなので、普段はあまり気にとめていないこともご留意を。

①予防接種や健診の問診票
予防接種の問診票は、血縁者の既往歴を確認する項目がある。あっせん団体から母親側の情報は教えてもらったけど、父親側の情報はなかったので、「いいえ」に丸をして「知る限りなし」と注釈をつけている。
かかりつけの小児科の先生には養子ということは説明しているので(とてもよくしてもらっている)、つっこまれることはない。
○ヶ月健診の問診票は、お母さんの体調や母乳の出を確認する項目があるけど、これも答えようがないので空欄にしている。

子どもが大きくなって、自分で健康診断や人間ドックを受けるときも血縁者の既往歴は書けないんだろうな、と思うと、子どもの幸せのための制度なのに振り回して申し訳なくなる。

②子育て支援センターで常に真実告知のタイミングをうかがっている
あっせん団体にもよるのだけど、うちがご縁のあった団体は周りにもオープンに話していきましょうという方針。(「養子」ということを隠さないのであって、なぜ養子で迎えられたかという背景はベラベラ話さないよ)
この方針にわたしたち夫婦も賛同しているので、「初めまして」で一度きりしか会わないかも? という人でも養子ということは話している。

さすがに道行く人に声をかけられたくらいでは伝えないけど。
支援センターでは月齢の近い子どもがいると、ママ同士で子育ての悩みを話すので、そういうときには伝えるようにしている。とはいえ、話の流れもあるから絶対にできるわけではないけど、なるべく話そうというスタンスでいる。
だから放りこめるタイミングをうかがっている。
いつ伝えても驚かれるけど、話の流れに乗るのができるかぎりの配慮と思っている。

※真実告知についてはそれぞれ家庭の方針があってどれが正解というのはないので、隠さずいきましょう、というのを押しつけるものではないです。

③どちら似というフレーズが一切ない
目元はママに似て美人!
鼻筋もママに似てシュッと通ってる!
かわいいおちょぼ口もママ似!
バラのようなほっぺもママに似てる!
……おでこの形はパパだね。

きっと実子だったら、そうやって夫婦でキャッキャと似ているところを探していただろうなと思う。ママ要素多めに笑。

将来はママみたいに足が速くなるかな?
って、未来の話をだしてるんじゃないかとも思う。

でも、養子だと遺伝的な話は全然出てこない。

そして、周りの親戚や友人は養子だと知ってるので、気を遣ってどっちに似てるという話はしてこない。
結果的に、どちらに似てると言われたことがない。

今後、事情を知らない人から「ママに似てますね!」って言われたら、一瞬固まるかもしれない。

いっしょに暮らしていると、夫婦でも雰囲気が似てくるというし、子どももそうなっていくのかな?
5年後にこのnoteを見直したら、なんて思うだろう?

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