ワインの感想　シャトー・カマンサック 2010

シャトー・カマンサック 2010(CHATEAU CAMENSAC 2010)の感想です。

今回の品種はフランス・ボルドーのメドック地区のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンド。色は深みがあり輝きのある僅かにオレンジ色を帯びた濃いルビー色。ディスクは厚く粘性は高い。

グラスはリーデルの『ボルドー用グラス』と『ブルゴーニュ用グラス』を使用。

ボルドー用グラス：香りは強く第一印象は豊かでリッチ。濃いカシスの香りや熟したブラックチェリーの香り。杉の香りややシナモンの香り。腐葉土の香りや黒胡椒の香り。第1アロマと木樽のニュアンスがある印象。アタックは強く辛口。甘味はとてもまろやかで酸味は強くなめらか。タンニンは中程度で緻密でアルコールは中程度。バランスは厚みがありミネラルと果実味を感じるフレーヴァー。余韻は長く後味にミネラルを感じる。フルボディでテクスチャは厚い。総合的に中程調和のとれた豊かでリッチな印象。

ブルゴーニュ用グラス：香りは中程度で第一印象は豊かでリッチ。ブラックチェリーの香りやカシスの香り。干しプラムの香りや針葉樹の香り。シナモンの香り。第1アロマが強い印象。アタックは強く辛口。甘味はまろやかで酸味は強くなめらか。タンニンは中程度で緻密でアルコールは中程度。バランスは骨格がありミネラルを感じるフレーヴァー。余韻は長く後味にミネラルを感じる。フルボディでテクスチャは厚い。総合的に調和のとれた豊かな印象。

グラスとの相性はボルドー用グラスが良い。

ボルドー用グラスの方が香りの濃縮感や香りの厚みが増してより開いている印象となる。味わいは甘味の表現がよりまろやかになり酸味がちょうど良くバランスに優れています。

エノテカで購入。税込7150円。甘い香りや甘味のまろやかさが特徴です。濃くもあり豊かな印象のとても美味しいワインです❗️メドック格付けのワインはどれも美味しいですね、惚れ惚れしながら飲んでおります😊

先日抜栓した シャトー・ラフォン・ロシェ 2016と比べると、ラフォン・ロシェは生き生きとした印象としなやかさや優雅さが特徴です。カマンサックは香りに熟した果実味を感じ、味わいでは甘味がよりまろやかなで優しいところが印象的でした。カマンサックの方がヴィンテージとして飲み頃なのでしょうが、お！これ飲み頃！という様な感覚はなく、どちらもとっても美味しいワインでした❗️