
母と子の歯育て(妊娠期②) ♪赤ちゃんの歯は妊娠中から育っています♪
①妊娠初期には歯の芽が出来始めています
赤ちゃんの歯はお母さんのお腹の中にいるときに発育が始まっています。この時、乳歯だけではなく永久歯の芽も出来始めているのです。
②お腹の赤ちゃんのお口の中〜歯の芽の発生過程〜
⑴妊娠7週目ごろから乳歯の芽(歯胚といいます)が出来始めます。
⑵妊娠4ヶ月の後半から乳歯が形作られ、永久歯の歯胚もこの頃には出来始めます。
⑶乳歯が生える準備が整い、出産が近くなる頃には永久歯も形作られ始めます。

③妊娠中の食事ポイント
丈夫な歯を作るには、お母さんが健康であることはもちろん、バランスの取れた食生活を通してお腹の赤ちゃんに栄養を補給することが重要です。
⑴カルシウム
カルシウムは骨や歯、血液、神経などを作る上で重要な栄養素です。豊富に含まれている食品は、乳製品・小魚・豆類・大豆製品・海藻類・緑黄色野菜です。
⑵タンパク質
歯胚を作るにはタンパク質が必須です。肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などをバランスよく摂りましょう。
⑶リン
歯を硬くする石灰化に必須です。米・牛肉・豚肉・卵などに多く含まれています。
⑷ビタミンA・C・D
ビタミンAは豚肉・レバー・ほうれん草・にんじんに多く含まれ、歯の表面のエナメル質形成に必須です。
ビタミンCはほうれん草・みかん・さつまいもに多く含まれ、歯の主体を占める象牙質形成に必須です。
ビタミンDはバター・卵黄・牛乳に多く含まれ、カルシウム代謝や歯の石灰化に関与しています。
⑸鉄分
妊娠中は貧血になりやすくなります。貧血が続くとお腹の赤ちゃんの成長に影響するので、鉄分は妊娠前の3倍以上の摂取が推奨されています。小松菜・ほうれん草・ひじき・レバー・赤身肉・カツオ・ブリなどに多く含まれています。
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