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虹にさわる

お久しぶりの水宮です。
今日もGW関係なくのんびり家事したりご近所さんと植木談義をしたり同じアパートのK軍曹らとおはよ言ったり野良猫sに会いに行ったり花を摘んだり。
お昼はチキンサラダのサンドイッチを作っておいた。


T兄は、思ったよりずっと早く帰れそう。どきどき、ワクワク。秋口には何もかもがまたスタートする。彼にとっても。宇宙旅行に行くよりずっとエキサイティング。

明晰夢とか見ると、日の出の直前に(まだ暗いか曇っている)日の昇る瞬間を見て「あ。今だな」と目覚めるとちょうどそうだったりする。今日あっち行きたいなと行くと純白の大きな鷺(私にとってはT兄の象徴。過去記事参照)がやってきてゆっくり真上を飛んでくれたりする。
虫たちともうまくやってる。今朝もごきぶりの子を放したばかり。彼らは実にしおらしく止まって、お外に連れ出されるのを待っててくれるのでわけはない。



年輩の近所の人たちは、楽しげで若々しい。のんびりしてる。
金髪長髪の謎のその辺のおにーちゃんの出勤時にも声をかけてる。
「おー久しぶりだねえしばらく見なかったけど」
「ウン今日は日勤なんだー行ってきまーす」


深入りしなくても、みんなはみんなを好きでいる。それでいい。
切ない気持ちで川原に富士山を見に行って一人で草笛を吹くと、とんびのユグドラシルが飛んできてくれた。
生家では二羽のとんびを檻で飼い殺しにしていた。見るのが辛かったが私は幼すぎ、どうすることも出来なかった。
今はだからあいつを見るとうれしい。大好き、と思う。その飛行の優雅なこと。



蝶々が道案内をするあぜ道でしゃがんで草を見ていたら、後ろから3歳くらい(私と精神年齢はタメ)の女の子が来て訊いた。手に野の花をにぎって。
ねえねえ何してるのー。
四葉のクローバー探してるんだー。
ソレなにー?
見つけると幸せになるんだよ。
私もさがすー!
後ろではまだ歩けないくらいの男の子を抱っこした若い綺麗なママさんがすみません、遊んで頂いちゃって、と頭を下げた。
いいですよー暇だからー。
女の子と草で遊んだ。ママさんには男の子の将来ムシキングできそうなポイントを伝授しつつ。
女の子に野の花の名前を教えた。オオイヌノフグリ、ホトケノザ。
草笛を吹いてあげると真っ赤になって「教えてー!教えてー!私もやるー!」と可愛くジタバタ。教えた。
男の子はママさんの腕の中からジッとガン見している。女の子は別れ際に、くたくたになったつくしを一本くれて、また遊ぼうねー!といつまでも手を振った。つくしは美味しいんだよ、と言っておいた。

緑道へ、ある昼時にふと入ると、近くの大きな会社の人たちが木陰や野原で思い思いにお昼寝したりぼおっとしたりしてた。皆さん結構お若いけどスマホもやらずに。猫の子たちみたいに幸せそうに。そう、いつも歩くそんなところ。


世界が大好きで、太陽もこの星も旅をしてて、私の中の37兆だかの細胞もそれとリンクしながら、みんなもそうしながら、どれもかけがえなく、死ぬことも当たり前に朗らか。
先日の夢は虹を示した。幼い日に手を差し入れた虹。とたんに日々、周囲に虹があふれ始めた。
最近知り合った猫にぐうぜん、イリスと名付けてた、そういえば。

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