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新春悪夢ばらい

なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな
(長き世の遠の音振りの皆目覚め波乗り舟の音のよきかな)


ご存知、枕の下に敷いて寝るとよい初夢を見られるという宝船の絵についている回文の歌。
皆さん、どんな初夢をご覧になりましたか? 


ところがどっこい水宮さん。
私の初夢らしきものは、あまりよいものではなかった。
てか悪夢だった。はっきりしない内容だったが、起きて心臓バクバクレベル。
オイオイ、そりゃないぜニューイヤー。
ということで、悪夢を見たらするといいことをご紹介します。別に初夢以外でもOKよ。

(おめでたいのをお一つ。↑今年絶対行こうと思ってる青梅大祭。山車パねえ。囃子連、舞手、パねえ。天狐はことに必見。舞手に降りてるの見える?神さまぽいの)



悪夢を見たらどうすればいいかを調べると、なんか風邪は人にうつしちゃえばいいみたいな話だが、誰かにしゃべっちゃうといい、というのがあった。
うーん、個人的にはイヤかなあ。別にその夢の内容以外でも人と話すのはいいらしい。


その他、外へ出ちゃう。人混みがいいそうだ。これも「悪霊に憑かれたら周りにぶん撒いてきちまえ」的な。
いずれもどこか「他人につけて持って行ってもらおう」という形。
でも、なんだか無責任だなあ。


❗️そうだ神社行こう❗️初詣は、実はまだだった。
さすがに三が日を過ぎた今日四日あたりは、参詣に長時間並ぶこともないだろう。水宮はトコトコ出かけて行った。


実は昨日、この辺のヌシのトンビ(勝手にユグ、ユグドラシルと呼んでる)がうちの上空を旋回していた。家の方まではあまり来ないが、ここぞという時何故か現れるイカした奴だ。で、現れた後必ずなんらかいいことが起こる。奴にしてみれば「お前いい加減初詣くらい行けよな」と言いにきたのかな。

ところが同じ昨日、すぐそこの水神宮にふらっと行ったら、近所の飼い猫のミミがにゃあにゃあないて邪魔して、祭壇への階段を上がらせてくれなかったのだ。
「なにようミミ、なんでおやしろに入れてくれないのー?」
つまりミミにしても、「本筋」にちゃんと行ってからじゃなきゃダメよう、ということだったのかも。


まだ混んではいたが、地元の寒川さま。奇しくも日本で唯一の八方除けとして名高い。


ここにはここのヌシのトンビ(カイトと呼んでる)がいる。でも今日はいなかった。ガッカリしたが、カラスはいっぱい。屋台が出ているからだろう。
鳴き声を聞いてると
「おなかすいたあ」
「今のうちに食べとくべー」的なのが多かった(鳴く回数である程度分かります)。
八咫烏がげんきで、空は快晴。うふ、いいぞと思った所でそのカラスの中のヌシが鳴いた。七回鳴くのはリーダーだけだ。それが二回。実は知っている奴だ。
ああこないだのあなたね。はーいあけおめ。

いつも通り決意報告は短めに。「願い事」はしません。


去年のお札類を納め、新しいお札と御守りを求め、末社にもお詣り。みんな末社は来ないよね。この辺の人たちにとっては産土神さまであるはずだけれど。

お詣りして振り返ると、不思議な木。ヤドリギの仲間?縁起のいいお爺さんの姿をした神さまみたい。

帰り際、上空をふと見上げると、いた!
トンビのカイトが旋回している。美しい単独飛行だ。
嬉しくなって、マスクの下でにっこりした。やっぱりお前に会えないと始まらないわ。



そのまま歩いて、ちょっと買い物をして帰ることにした。
すると、なんといつも通るお買い物スポットで優雅にくるくる舞っていたトンビはうちの近所担当ユグドラシル。
あれえ。
私はますますにっこり、悪夢などどこへやら。
祓えたな。確かな感覚があった。


キラキラ新年、万事OKにてスタートです。

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