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『LoveLive! Series Presents COUNTDOWN LoveLive! 2021→2022』で楽しさに包まれながら年越しを、そしてカラフルな2022年を迎えた話

新年あけましておめでとうございます。
昨年も色々ありましたが、今年も色々あるかと思います。その「色々」を今年もnoteとかで書き出していけたら……と思っておりますので、よろしくお願いします。
さて。2021年12月31日に『ラブライブ!サンシャイン!!』『ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会』『ラブライブ!スーパースター!!』の合同カウントダウンライブ「」が開催されました。
それぞれライブ公演は行っていましたが、「合同ライブ」はシリーズ9周年を記念して開催された「ラブライブ!フェス」以来。配信という形で鑑賞させていただいたので、年始の挨拶も兼ねて簡易ですがライブレポを書かせていただきます。

全体の感想

全体の感想としてはまず面白かったです。
そういう当たり前のこと以外だと「各校のスクールアイドル達の特色が全面に押し出されたライブフェス」だったと思います。
「ラブライブ!」と言うシリーズはスクールアイドルを描いた作品ですが、アイドルに様々なアイドルがいるように、スクールアイドルにも様々なスクールアイドルがいる。
その「スクールアイドルとしての様々な在り方」こそが各作品の魅力なわけですから、今回のような「ライブフェス」でそこを押し出すのは間違ってない。
むしろ「スクールアイドルプロジェクトとしてのラブライブ!」に向き合うほど、中央に据えるべきものだと思うので「ラブライブ!シリーズのカウントダウンライブフェス」としてはこれ以上ないものを見た気がします。
合間の相性確認は色々な都合があるとはいえ、さすがに「えっ!ベタすぎるネタをカウントダウンライブで!?」って思いましたけどね。まあ面白いものは見れたし、作品を越境したネタも増えたからいいか!

Liella!

現在ライブツアー中のLiella!ですが、カウントダウンライブを見ていて感じたのは、動いた時の衣装の広がりやシルエットの変化まで計算に入れた「遠くから見ていても、動きの面白さが伝わる」ユニットだったかなと思います。
元々Liella!自体がラブライブ!シリーズとしては最も人数の少ないユニットなので、「数の力で圧倒する」みたいな事は出来ない。なのでむしろ各キャストの間をちゃんと作った上でステージの上で動いたり移動したり、ダンスで衣装の広がりを見せたりすることが「Liella!らしいパフォーマンス」みたいなところに繋がってくるんじゃないかな……と思いました。
またライブパフォーマンス以外の点では、「最終的に嵐千砂都役の岬なこに行き着く」の意味がわかった事がとても良かったです。
「岬なこがいなかったら絶対本筋に戻ってこない、逆に言えば本筋に戻してくれる岬なこがいることで他四人が安心して遊んでいられるユニット」という感じで。
そんな岬なこが「エマ・ヴェルデ役の指出毬亜と相性がピッタリ」と言われて、膝から崩れ落ちて「エマちゃんが推しなんです~~!!!!」と魂とともに飛び出した発言は今回一番印象に残ってますね……。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、各キャラのソロ曲を順番に披露していくメドレーに近い形でした。
今回参加しているどの作品よりも人数が多い作品なので、当初から「ユニット単位でフルサイズ」か「一人一人の絞ってショート版」のどっちかだと思っていましたが、後者が選択されたのは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が「ソロ活動をコンセプトに持つ作品」だからでしょう。
ソロ活動に特化したおかげで、各キャラクターのコンセプトをしっかりと見ることが出来ましたし、「フェス」と言う形式ならこれが最善策だったかなと思います。
また個人的には鬼頭明里さんを呼べていたことにまず感動したところがあります。
『鬼滅の刃』のヒット以降、仕事が増えて滅茶苦茶忙しい声優になったので、こうしてライブに参加してくれているだけでも嬉しくなってしまうのは仕方がないと思うんですよね。

Aquours

最後はAquoursですが、「安定感」と言う意味では随一だったと思います。
活動期間の長さや場数の多さもそうですが、割と自由にやってもAquoursらしさが芯から外れない。
何をやってもしっかりと「これがAquoursだ!」と見せていける強さは今回随一でしたし、久しぶりにやった原作再現箇所も特に危なげなくこなしているところなどは流石でしたね。シリーズを牽引する先輩として、後輩に背中を見せていく姿勢は凄かったと思います。29日30日と単独ライブをやってるのに余裕たっぷりでしたしね。
その中でも!ということなら、やっぱり伊波杏樹が一番良かったですね。
伊波さんって舞台演劇に近い声の出し方をしているので、声が遠くまで通るんですよ。
「圧」と感じるところはあるんですけど、後ろの方の席からステージを見ている人にも、自分達の声を届けようとするのは彼女の役者としての矜持を感じられた。
今回久しぶりに伊波さんを見たんですけど、ああいうものを1stライブから今まで続けてきた人間ってやっぱり強いなと思い知らされました。

最後に

昨年は『ラブライブ!スーパースター!!』及び京極尚彦監督に向き合うために、あんまり他のラブライブ!コンテンツに触れないようにしていたんですが、そこが一段落して「さあ来年はどうなる!?どうする!?」となったタイミングで今回のカウントダウンライブを見ることが出来てよかったです。
各作品の一年間の歩み、そして来年踏み出す一歩目が確かなものであり、足跡を残すものであることが予感出来るものだったのは何よりの収穫でした。心からの感謝を。5000円しか払わなかったことを今ちょっと後悔してます。

なおライブ中に一番面白かった点については、「乗馬をしたことがある/ない」の時に鬼頭明里さんが「おウマさんの仕事もしているので」という話をしていた裏で、『ももいろ歌合戦』でウマ娘が「うまぴょい伝説」をキメてたことです。
タイミングが完璧すぎて笑いました。2021年大晦日の奇跡として語り継いでいきたいですね。悔しいが。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。