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女子高生エッセイを見てよみがえる17歳の頃

女子高生エッセイを読んだ。彼女の担任に腹がたった。
彼女が優秀で期待されているという点を除けば、人の将来を否定するんじゃないよという怒りは共通だ。

わたしは女子高生の頃、眠かった。
いつもいつも眠くてどこでも寝ていた。電車の中で立ったまま完全脱力。
進学校に入って頑張れたのは半年くらいだった。
地域では一番の進学校だった。
受験勉強を頑張って入学した。
嬉しい気持ちは一週間ほどで消えた。

そこは、授業で学ぶのではなく、自分で学ぶ場所だった。

入れ歯のおじいちゃん先生の滑舌の悪く聞き取れない授業。黒板の真ん中しか使わず数式をすぐに消すおじいちゃん先生の授業。

定年前の先生が集まっている学校だった。しかも、クラスは代々冷蔵庫クラスと言われる場所。寒いしいつも電気をつけておかないと暗かった。
2階にいくと床の色も美しく陽の光が眩しい教室に同級生たちがいた。若くてキビキビした先生も存在していた。

冷蔵庫クラスの同級生にも優秀な人はたくさんいた。勉強なんか人に教えてもらわなくても彼女達はできるのだ。

努力して高校に合格するあたりで、もう勝負は決まっていた。
発達障害が遺伝なら、地頭のよさも遺伝で理解力も記憶力も桁違いだった。

彼女達も努力していたのだと思うが、CPU?が違っているパソコン同様

処理速度から保存量まで、やっすい中古の壊れそうなパソコン頭じゃ、すぐ熱くなってパンクして眠くなる。多くの同級生は高い新型のサクサクうごくパソコン頭の持ち主だった。

で、
さらに美人が多い。男の先生にとって極楽だろう。

しかし、わたしはひそかに担任が大っ嫌いだった。女の子に囲まれて幸せそうなあの顔が、カラクリ人形みたいに冷酷な表情に変わることを知っている数少ない人間だからだ。

進路面接。
わたしは教員希望であることを伝えた。
すると歯に衣着せぬとはこういうことかと愕然とする事態が起きた。

『君みたいな暗い人間には向いてないよ。』

それだけで終了☑️

友達にも言えなかった。

一応、担任だぞ。
私が暗かったとしても、言い方は他にないのか?
あまりのことに言葉も失い、何も返事をせず互いにそれだけ言って面接は終わった。1分程度?

女子高生エッセイの彼女は
将来を期待されているから会話も長くなる。
しかし、将来に見通しが持てない不幸になるだろう人間への言葉など持ち合わせてはいないらしい。

忌々しいことに、全員の面接を終え戻ってきた担任はカラクリがないかのようにいつも通りの笑顔だ。

夢でも見たのだろうか?

眠くて眠くて、面接にいかず寝ていたのだろうか?

あとになり、辛辣な言葉をかけられて大っ嫌いだが、みんなの手前、本心は言えない仲間がいることを知った。

おばさんもうっかり思い出してしまったけれど時効ですね。

理不尽まかり通るからこそ
自分の人生は自分で決めて進み、失敗も含め責任も負う。
それでいいと思っている。
間違いだらけの人生かもしれない。
でも
自分にしては上出来だと思う。

誰かの期待に応えるなら
本気で向いあってくれる人間であることが最低条件だろう。

そして、気合いと直観はもちろん大事だが
情報を収集し分析した上で、覚悟を持って決断する。
決断したら努力するしかない。

はじめから高機能パソコンでなく、
中古の壊れたパソコン?もしかして私の頭はワープロだったのかも、、だからこうして文字だけ打って満足しているのか。

妙に納得。

先生、私、根暗ですが楽しいと笑うし歌うし跳ぶんですよ。
今言っても遅いか、、、。

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