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【酸化とは】〜酸化・糖化・炎症について〜

◼︎若く見える人、老けて見える人。

20代以降は”加齢”ではなく”酸化”しているのです。

世の中には、実年齢よりも若く見える人と、老けて見える人がいますよね。

年齢の割に若くて綺麗な人ほど、若い頃からちゃんとエステやコスメはもちろん、食生活や生活習慣に気をつかっている人が多いような気がします。

それが習慣化して当たり前になっているから「特に何もお手入れしていません。」って言われたりします。

そこで、老化のスピードの鍵を握るのが、「酸化」「糖化」「炎症」です。

聞いた事はあるけど、詳しく説明できない。って方も多いので、わかりやすくご説明します。 まずは「酸化」から♪

◼︎”酸化”とは?

ヒトは酸素なしでは生きていけません。でも、その酸素の一部は体内で活性酸素と化し、リンゴが劣化するごとく、細胞を傷つけサビさせます。

この細胞がサビつく事を”酸化”といいます。

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生きていく上で、ただ普通に呼吸をするだけでもこの酸化は始まっていルわけですが、そもそも酸素が便利なのは、一度にたくさんのエネルギーが作り出せるから。筋肉をはじめとする細胞のエネルギー源になっているのはATP(アデノシン三リン酸)という化学物質。

身体の2大エネルギー源は酸素と脂質と言われているが、酸素と脂質は、このATPを作るために使われています。そして酸素がないと脂質から2個のATPしか作れないのに、酸素を介して脂質を代謝すると、なんと36個ものATPが生み出せるのです。

しかし便利な反面、酸素は酸化を起こしやすいものです。酸化とは物質からの電子を奪う反応。元素の最小単位である原子は原子核と原子からなり、電子を奪われた側はダメージを負います。

雨ざらしの自転車がサビてしまったり、古い十円玉が緑青で覆われたりするのも、酸素による酸化の仕業なのです。

そして活性酸素と化したらもう大変。身体を構成するタンパク質や脂質、大事な遺伝情報を伝えるDNAなどを容赦なく傷つけてしまいます。自転車や十円玉だけでなく、私たち人間の身体もサビてしまいます。

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◼︎酸化の犯人はどこで生まれている?

活性酸素が常に生じている危ない場所があります。それは、細胞の中にあるミトコンドリア。カプセルまたはボールのような形をした小さな器官であり、一つの細胞に数百個から数千個も含まれます。

私たちは酸素を介して爆発的なエネルギーを得ており、その際に活性酸素が生じます。ミトコンドリアこそ、酸素を使ってエネルギーを作る張本人。

ミトコンドリアは、糖質や脂質を原料に酸素を水に帰るプロセスで、エネルギー源であるATPを合成しています。

活性酸素が生じるのは、その最終段階である「電子伝達系」というプロセス。ミトコンドリアは外膜と内膜の二重構造で覆われており、内膜では電子伝達系により、全部で4つの酵素の集団(複合体)の間で電子の受け渡しが行われています。

この1番目と3番目の複合体から、時折スーパーオキシドが溢れ出ています。活性酸素でミトコンドリア自身が傷つくと、エネルギー不足で細胞の働きが落ちるため、損傷したミトコンドリアが自動で分解処理されます。

このマイトファジー(自食作用)という仕組みでミトコンドリアの品質管理を行い、酸化の害を食い止めます。

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意味、わかりますか?

難しいけど、要するに、ミトコンドリアの内膜で行われている電子伝達系で電子を受け渡す際に電子が溢れ出やすく、酸素をスーパーオキシドに変えて酸化が始まっているというわけですね!活性酸素の多くを生み出しているのが、ミトコンドリアなので、酸化を防ぐには、抗酸化物質を積極的に取り入れて、元気なミトコンドリアを増やす事が老化を遅らせる近道なのだという事です!

ミトコンドリアを増やすことで、代謝も上がるので痩せやすい体質になりますし、体温が上がることで予防医療にも繋がります!

ミトコンドリアの増やし方はまた後日記事を書きますね♡

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