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【詩のようなもの】 Eye 【過去詩】

【Eye】

カラスが突く死骸の群れ
カラフルなパッケージが散らかる

禍福を洗い流す卑屈なマニア
目玉飛び出る値打ち物に目が眩む

強弱問わない記号と怒号
朝の支度に嫌気差して
追われた時間 食い散らかす

永いお暇 頬張るポップコーン
味を追求したカップラーメン
素敵な餞別と言える陽の光
眩しいのに暖かい空気

どこに行こうと
もうどうしようもなく
先人の足あとが物語になってる

忘れているだけの歴史が
また繰り返されていく

甘い匂いに釣られて
楽な方がいいのは世の常

淡々と愛が育まれる
その裏で満たされない心

察する力がない僕には
全てが遠い話だからただ諦観
ぼんやりと冷めた目で



最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
気が向いたら他の記事も読んでみてください。

水宮 青