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【詩のようなもの】 酔生夢死

エゴを満たす為に齧るリンゴ
一廉への憧れだけで
酸いも甘いも知り抜ける分けなく
部屋の隅が定位置 それが日常

希死=夢死は成り立たない
茫漠を肯定する酔生夢死
いつまでも続く分けなく
傷あるリンゴだけが魅力に見える

ずっと今の自分がキライ
等身大の自分なのに輪郭が滲んでいて
愛想笑いだけ上手くなっていく
浅慮に酔い漫然と生きるそんな日常