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【詩のようなもの】 滝 【過去詩】

【滝】

複雑に絡んでる森の中
大きな赤い滝が流れてる
滝を囲むように見物客が増えていく
滝に打たれる人は泣いてるのかな
滝に混じって色々流してる
殴られるような痛みなんかじゃない

赤い滝はあの世の一歩手前へ誘う
苦しみを笑ってもらうための場所
誰かの野次が滝に投げ込まれれば
また人は増えていく

下らないと去ってもここは森の中
また戻ってくるんだろう
いつからこの森も滝もあるのだろう?
誰もそんなこと思わずに
此処を拠り所にしている
また一人滝に打たれて消えていくのを
眺めながら恐怖を沈めていく



最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
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水宮 青