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【詩のようなもの】 恋明かし

【恋明かし】

僻覚えが招いた恋の闇

昔の約束も今じゃ冗談の延長
虫に食われた花言葉
縁遠く 待ち遠しく
枯れススキが似合うようになった

世界の中心=恋する自分
色彩帯びる白昼夢 開かずの扉 

朝焼けや雨 夕焼けは晴れ
置いてかれる心 揺らぐ赤い瞳

何もない夜を避ける為に
馬鹿の一つ覚えを繰り返し
小さな光を集めている