マガジンのカバー画像

短歌

28
書いた短歌です
運営しているクリエイター

2017年10月の記事一覧

この町を優しく照らす夕焼けも永遠ではない僕らといっしょ

僕の手はいつまでだって憶えてる夕陽みたいなあなたの体温

どこからかきこえるピアノにメロディを重ねるように口笛を吹く

夕方のニュースが告げる悲しみを拭い去るようにあなたが笑う

僕たちと一緒に夕陽を見に行こう理由などなくただ見に行こう

夕方が好きだ。どこからか子どもたちの笑い声が聞こえ、どこからかカラスの声が聞こえ、どこからか夕飯の匂い

もっとみる