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SIYを通じてマインドフルネスに本腰を入れるようになって、マインドフルネスが様になってきた話。1年半続けたマインドフルネスを振り返ってみる。(3/4)

続きです。SIYとの運命的な出会いに誘われるかのごとく、セミナーを受けたのです。

SIY(サーチ・インサイド・ユアセルフ)を受講する

二日間に渡るセミナーでした。とにかく内容が刺激的。マインドフルネスを科学的に説明しながら、それを社会生活の中で役立てるプログラムが満載です。マインドフルネスだけではなく、リーダーシップとしてのセミナーとしても面白い内容でした。

特に印象を受けたのが、「感情に支配されずに冷静に対応する」ためのメソッドです。けっこう短気で、感情を抑えがちな自分にとっては、そこをどのように対応していけるかは非常に興味深いものでした。この時から、僕にとってのマインドフルネスは、「感情に支配されずに冷静に対応できるようになる」という目標ができました。

また、SIYは、科学的にアプローチしている割には、仏教的なコミュニティにも繋がりが強いです。そういうなかで、横の知識を広げることもできました。こうして、いろいろなことを吸収できたことによって、自分にとって本格的なマインドフルネス活動が始まります。

姿勢へのアプローチ

この頃から、瞑想中の姿勢にも意識をするようになりました。とにかく背中が痛くて瞑想に集中できないのです。姿勢を正すために気を付けたことは主に2点です。

  1. 大地の力(重力)を借りる

  2. 背筋のカーブを意識する

まず最初の一カ月で、「大地の力を借りる月間」を作りました。とにかく足の裏を意識して、大地から力を借りて力を抜くことを常に意識をし続けました。とくに移動中の歩行は、重心移動を気にしながら意識しました。こうして1ヶ月で、大地の力を常に借りれる意識づけができました。

そして、二カ月目で「背筋のカーブを意識する月間」を作りました。S字カーブしている背骨の画像を横に置きながら、確認しては、背筋のS字を体に馴染ませました。特に、25年前に学んだ演劇のメソッドも役に立ちました。こうして、背筋のカーブも一ヶ月ほどで意識づけができるようになったのです。

ここができると、ずっと座っていてもまったくもって背中が痛くなりません。集中力も上がりました。なによりもデスクワーク中も背中がいたくなるという、ありがたい副次効果まであったのです。

マインドフルネスの効果

マインドフルネスを初めて1年が経った頃です。効果もだいぶ自覚できるようになりました。

焦っていても、いったん落ち着きやすくなった

以前は、焦ると感情に飲み込まれて、落ち着くのが難しかったです。しかしいまは一呼吸をするば、だいぶ落ち着けるようになりました。普段からも、焦ることに気づく段階で、意識的に呼吸を入れるようになっています。

負の感情に飲み込まれていても、気づいて手放せるようになった

腹の立つことや、いやな思いでなどが脳裏によぎると、無意識のうちに引きずられて飲み込まれていました。しかし、どこかで飲み込まれていることに気づき、引きずられずに思考を手放すことができるようになりました。

普段から「いまここ」を意識することで不安が減った

できるだけ、普段から「いまここ」にいられるようになり、過ぎてしまった過去や、何が起こるか分からない過去に縛られにくくなりました。逆に、過去や未来が襲い掛かってきても、「いまここ」に気持ちを切り替えやすなりました。

様になってきたマインドフルネス

こうして、さらに知識を深めながら瞑想を続ける日々が続きました。そうして、この時点でマインドフルネスを初めて1年近くが経ち、だいぶ様になってきていることに気づくのです。

オンラインでの受講をしたときも、講師から「知識もあるし、基本ができている」と、FBをいただきます。とりあえず、何も分からない状態から、マインドフルネスがある程度には形になっていたことを実感したのです。

そして、いまは次のステップへ進んでいます。ここからさらに、マインドフルネスに沼っていくのである。

続きます。



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