大学編入を考える

私は休学をするために編入をしようと考えている。
一見普通ではないが、そこに至るまでの過程を綴ろうと思う。

私は現在、某私立理系単科大の数学系の学科に属している。2年生も始まろうかというところである。
編入を考える理由は主に二つ。
一つは、数学に向き合うためである。
この記事ではここに焦点を当てる。
私は高校の頃から数学が好きで、よく先取りをして勉強していた。といってもずば抜けてできるわけでもなく、他の科目に比べて随分できてるね、といった程度。英語などはからっきしだった。
高校の数学の先生は、数学科はやばいなどと脅してきた(おそらく生徒を思って言っている)が、ただ1人明治の理工数学科卒の先生は、
「大学は最高に楽しかった」
と言っていたことを鮮明に覚えている。
そんなこともありながら、いろいろ調べて限りなく少ない労力で成果を最大化しようと受験して、結果普通よりはいいんじゃないかというところに落ち着いた。
問題は大学に入学してからで、周りの意欲が大変に低く感じるのである。もちろん皆数学が大好きであって楽しいという感情は持ち合わせているが、やはり勉強はめんどくさく、テスト前にやって数学の面白さにわからされるといった具合であろう。
学年おおよそ120人いてちゃんと普段から勉強してるのは10~15人程度だろうか。それも講義をしっかり追うくらいで。
私としては本当は自主ゼミとかをしていきたいわけではあるが、普段一緒にいる5.6人のグループで1番出来る私は中間レポートや到達度評価試験の提出間際になると毎回教壇に立たされ、過去問やレポート問題に対して数時間の解説を余儀なくされるのだ。
多分このままいると研究室配属まであと2年近くこの状況が強制されると思った。
これはまずい。と思った私は抜け出す方法を画策していた。そこで編入を見つけた。
しかも理学部数学科の編入試験は、九州大学や北海道大学にもあるらしい。北海道に漠然と憧れや期待を抱いていて、特に向かう先なく無気力だった私にとって、目標に値する光る道に見えた。
今は過去問とか解いていないし、こんな邪な理由で編入を目指そうなんて呆れたものかもしれないが、これで仮に私がどこかしらに編入することになったら、同じ状況に置かれる人間のためになれるかもしれないと思っている。
また、いかなる理由であれ同志がいるのであればXで繋がって一緒に過去問に取り組みたいところである。
二つ目の理由、より重大である方については次の記事に記す。

おまけ
北大理数の編入経験者と連絡が取れたので、単位について聞いてみたら、一般教養全免除があるため研究室で英語使うことがなければ編入後英語に触れず卒業できるらしい。これは英語嫌いな私にとって大きい。理由の1割くらいはこれだ。
邪すぎる、実に私らしい。そうやって逃げて生きてきたのだ。


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