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がんばって嘘を吐こうとしてみたんだけどさ。 嘘しか吐いたことがないからできないんだ。 …
足元に何もなければ、奈落の底に落ちるように錯覚する。 だが、足下は変哲のないアスファ…
向こうの世界には 何があるんだろう 向こうの世界には こっちよりいいものがあるのかな それ…
「見えているものが、みんな真実とは限らないよね」 「もちろんだよ」 「くっきり見えている…
なにがなんでも真実を示そうとするのは 辛くないかい? 真摯に真実を提示しても それ…
「人生というのは、影絵のようなものだと思いませんか?」 「どうしてだ?」 「あなたは自分…
裏があると思えば、その裏は実体になる。 裏など最初からなくても、疑念が裏を作り上げてしまう。 表に見えているものも、その写り方次第で裏になる。 本人が、どんなにそれは裏じゃないと否定してもだ。 誰もが表と裏を区別出来ると信じ込んでいる。 否。誰もそんなことは出来ない。誰一人として。 だから、俺は裏を声高に糾弾する奴を信用しない。 そいつには確かに裏しかないからだ。 キバナコスモスに写り込んだ影。裏にあるものが、影として浮いたんじゃありません。花の手前
どこからが嘘で どこからが本当なんだろう? どこから、を探し続けて 虚実の罠に嵌る 水に映…
「そんなにとげとげしかったら、みんなに嫌われるよ?」 「余計なお世話だ、この八方美人め!…