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てぃくる

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長編小説『ぐりーんふぃんがーずくらぶ日誌』の幕間繋ぎ用に書き連ねてきた小ネタ集を、独立させました。画像と短い文章の組み合わせ。内容は雑多です。
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2022年10月の記事一覧

てぃくる 808 どんより

「どうもしゃっきりせんな」 「ああ、空だけでなく、俺らもどんよりしてる」 「青空が広がれば…

水円 岳
1年前
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てぃくる 807 受容

 欲しいものは  欲しいだけ受ける  だって  欲しいものは  もらえないことが多いから …

水円 岳
1年前
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てぃくる 806 雨が似合う

「雨に似合うのは紫陽花だけって言われたくないよなあ」 「いや、紫陽花に対抗意識燃やしても…

水円 岳
1年前
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てぃくる 805 比べて欲しくない

似ているからと言って、比べて欲しくないんだよな  歯間ブラシ?  俺を歯の間に通したら、…

水円 岳
1年前
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てぃくる 804 代わり映えしない

「もう咲いてるの?」 「いや、まだ」 「咲くとどうなるの?」 「こんな感じ。代わり映えしな…

水円 岳
1年前
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てぃくる 803 豆球

「寝る時に豆球つけといてくれっていっただろ。なんで消すんだ」 「真昼間にぐーすか寝てるん…

水円 岳
1年前
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てぃくる 802 ブロッコリーをとことん味わう

 ブロッコリーは生のままでも食べられるが、決しておいしいというものではないと思う。  なにより、噛み砕くためには丈夫な歯が要る。山羊じゃあるまいし。私には無理。  ブロッコリーは購入後さっさと食べてしまった方がいい。もともとがつぼみだからぼやぼやしていると花が咲いてしまう。  もっとも花を鑑賞したいというのなら、放置する選択肢もあるが。  ブロッコリーを幼児虐待すると言えば眉をひそめる人も、ブロッコリースプラウトは美味しくて栄養価が高いのよとのたまう。  おいおい、同じも