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「セフレ」とは結局なんなのか考えてみた。

ジェンダーレスな世の中とはいえ、男女の壁は厚く、決して越えられないものだなと感じることがある。

もちろん、どんなセクシャリティを持っていようと私は何も思わないし尊重したいと思っているが、男と女というのは、結局は男と女なんだろうなというのが私の持論である。

今回は「セフレ」について番外編として書いていきたいと思う。

前提として、私ははたから見たら「セフレ」という人がいたことがあり、身近にもセフレ関係を続ける人がいたため、ずっと「セフレ」の定義や距離感について考え続けてきた。

まったく、かなりの暇人だと思う。

大半が同意するかは謎なところだし、誰得感はあるが、どうしても誰かに表現をしたくなったので、僭越ながらシェアさせていただきたい。

実際、「セフレ」というのは3タイプいると思っている。
1つが字の如く「互いの欲望を満たすためだけに会い、終わったら別れる」というようなものだ。
これが世間からみた「セフレ」のイメージであり、定義的なものだと思う。

2つ目が、体の関係から始まり、一方的に好意を持ってしまい、彼の一番になりたいけどなれないからセフレという関係を選んだ、都合の良い女子、釣った魚には餌をやらない男子。
望んで「セフレ」になったわけではなく、一方的に「体の関係」にすがった、というもの。

そしてもう一つが、「付き合ってはいないだけで、やっていることは限りなくカップルと変わらない」という関係である。

前置きが長くなったが、今回は3番目に注目したい。(以降「セフレ」とはそれを指す)

「セフレ」とは、飲みにも行くし、ドライブにも行くし、場合によっては旅行にも行く。
何がカップルと違うのかというと「付き合っている」という肩書がないことだ。

たかが肩書、されど肩書なのだ。

これは「同棲」と「結婚」の違いと似ていると思う。

形にしないことはとても楽である。「付き合う」という形をとるだけで互いに制約がかかり、自由ではなくなるからだ。
「セフレ」という間柄であれば、他の異性と遊ぼうが何をしようが自由だし縛られることもない。
互いにそう合意しあって割り切った関係であれば、これほど都合の良い関係はないだろう。

ただ、これは合意していなければ成立しないし必ずバランスが崩れる。

特に女はしばしばバランスを崩しそうになる。
割り切っているつもりだし、それでいいと思い込んでいる一方、
果たして自分はそれでいいのか、本当はこの人の一番になりたいけど、向こうはどう思っているのだろうか、あの人をだれにも取られたくないなどなど、、
彼女じゃない私ってなんなんだ、という疑問に駆られる。

そもそも、「彼女」ではないし自由を自分で選んでいるはずなのだから、悩むのも本来はおかしいのだ。

こうもジレンマが起こってしまうのはなぜなのかと考えた。

偏った結論かもしれないが、私は一つの解を出した。

ちなみに、本当に快楽を求めるだけであれば、風俗などそういうところに行くと思うのだ。
「いや、お金かかるから」という突っ込みもあるとは思うが、本当にそれだけでずっと同じ相手といるだろうか。
一緒にいると心地よいし、付き合うとなると裏切られた時のショックが大きいから、傷つくリスクを恐れて「セフレ」になるのではないだろうか。

ただ、本当に男と女だっただけであって、関係性と距離感に関しては同性の「大親友」に近いのではないだろうか。
性が違うからそういうことも求めあうし、きっかけは異性と意識したからだろうが、それ以外は本当に分かり合えたり一緒にいて楽しく、心地よい大親友なのではないか。

じゃあ「友達以上恋人未満じゃないか」「男女の仲は成立しないってことか」という論もあるが、「セフレ」は「友達以上恋人未満」ではないし、「男女の友情」とも違う。

「男女の友情」は、やらない。
※男女の友情は成立すると思っている
友情が成立するということは、互いに性的には見ていないということだからだ。

「セフレ」=「同性の大親友」というのも例えがしっくりこないが、とにかく男女の友情とも違うし、ただ性欲処理をしあうだけでもないのだ。

もう少し踏み込んで表現するなら、「同性の裸の付き合いができる関係性」みたいなものだ。
互いをさらけ出して、分かり合えて、居心地の良い存在。
性的な部分を抜きにすれば、限りなくそれだと思う。

男女だったからこそ出会えたのかもしれないが、
たった、男女という性が違うだけで私は彼にとってなんなのかと考え、不安になり、時に嫉妬心にかられれ、こじらせてしまう。

同性だったらそんなこと考えないのに。
1番だとか2番だとか、そんなことどうでもいいし、「大事な存在の一人」であればそれでいいのに。

男と女の壁は越えられない。

今日も、あー、男に生まれたかったな、、と嘆くのだ。


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